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ゲーム業界への転職は40代でもできる?年齢のハードルと攻略法を解説

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40代でゲーム業界の求人を検索すると、20〜30代を想定した募集がほとんどを占めます。経験者なら年齢は大きな障壁になりませんが、未経験の場合は制作職への正面突破より入り口を選ぶことが先決です。

CESAの2024年調査では開発スタッフの約27%が40代以上。求人ボックスの集計でも40代歓迎の公開求人は870件超あり、PM・エンジニア・QA・バックオフィスまで職種は広がっています。

この記事では、40代がゲーム業界転職で前職の何を武器にできるか、どの職種で通過率が上がるかを解説します。自分の経歴と狙う職種の重なりを確認したうえで、エージェントで非公開求人を確認してみてください。

この記事の内容

40代のゲーム業界転職は本当に難しいのか

求人サイトを開くと、目立つのは20代活躍中や第二新卒歓迎の文字です。40代をはっきり歓迎する募集はなかなか見つかりません。それでも、難しさの中身は経験者と未経験で大きく分かれます。

経験者なら勝負できるが未経験は厳しい

ゲーム制作の実務経験がある40代なら、年齢そのものは障壁になりません。PMやエンジニアで人手が足りない開発スタジオでは、経験者はむしろ歓迎されます。

中途でゲーム会社に入る難易度については、職種・規模別に詳しく分けた記事があります。

ゲーム会社への転職は難しい?難易度が高い理由と成功のコツを解説

ところが、未経験の40代がマネジメント職や制作スタッフ枠に応募すると、話は変わります。年齢に見合う年収を提示すると採用側が折り合えず、書類の段階で止まることが多くなります。

誤解されやすいのがマネジメント経験です。ゲーム業界は、マネジメントを独立した専門職として高くは評価しません。名前と実績のあるクリエイター以外は、分業された一工程しか任されないのが現場です。前職で部下を束ねていた肩書きだけでは、武器になりません。

求人の年齢制限という建前と書類選考の実態

採用担当の手元に応募書類が積み上がると、若手の経歴から先に目を通されます。法律上、求人票に年齢制限を書くことはできません。ただし書類選考の現場では、年齢が処理の順番を静かに決めています。

40代の書類で選考担当が探すのは、チームを動かした実績です。何人を率いて、どの数字をどれだけ動かしたか。ここがはっきり書けていれば、年齢は脇に置かれます。

そのため、マネジメント歴のない40代が制作スタッフ枠に応募すると、書類で止まります。同じポストを20代も狙っているうえに、40代のほうが提示する年収は高めです。採用側が折り合う理由を見つけられず、書類は途中で脇へ寄せられます。

市場は成長しているが現場の40代以上は4人に1人

求人票だけ眺めていると、ゲーム業界は若い人の世界に見えます。ところが、CESAのゲーム開発者の就業とキャリア形成2024は開発の現場の4人に1人をミドル層と数えています。

入り口の数も細っているわけではありません。PM、プログラマー、QA、データアナリスト。求人ボックスが2025年7月時点で40代歓迎の公開求人を集計すると、職種をまたいで870件超が並びました。

一方で、制作や広報の現場で50代の姿を探すと、ほとんど見当たりません。入り口の求人が増えても、長く残れる席まで増えるわけではありません。

40代がゲーム業界転職で武器にできるスキル

ゲーム会社の採用担当が40代に見ているのは、ゲームへの詳しさではありません。前職で何を動かしてきたかという実務力です。20代と同じ土俵でゲーム知識を競う必要はなく、これまでのキャリアで積み上げたものがそのまま評価の対象になります。前職がマネジメントなのか、開発なのか、ビジネスサイドなのかで、武器になるスキルは異なります。

チームを動かしてきたプロジェクト運営の実績

ゲーム開発の現場では、プランナーとプログラマーとデザイナーが同じ机に向かっても、職種ごとに優先したいものが食い違います。プランナーは仕様を詰めたい、プログラマーは実装の負荷を抑えたい、デザイナーは見た目を妥協したくない。このすり合わせが止まると、スケジュールはそのまま遅れていきます。

予算とスケジュールの両面を見ながら開発を一つ回し切った経験は、開発規模の近い中小パブリッシャーやインディースタジオでそのまま通じます。何十億の大型タイトルである必要はなく、限られた人数と期間で物を完成させた実績を現場は求めています。

面接で語るべきは肩書きではなく、自分が実際に動かした案件です。どんな規模のチームで、どんな衝突を、どう着地させたのか。そこをはっきり話せる人ほど、年齢に関係なく入ってすぐ動ける人として見てもらえます。

IT・Webで書いてきたコードがゲーム開発で重なる場面

業務システムやWebサービスでC#を書いてきた人は、ゲーム開発で広く使われるUnityとそのまま地続きです。同じ言語で開発が回るぶん、ゲームエンジン未経験でも入り口の段差は小さくて済みます。フロントでJavaScriptを扱ってきたなら、ゲーム内のUIやメニュー画面の実装にその知識がそのまま生きる場面があります。

さらに重なりが見えやすいのが、サーバーサイドの経験です。オンライン対応のタイトルが当たり前になり、求人ではGoやPythonを書ける人が目立つようになりました。WebのバックエンドでAPIを設計してきたなら、ゲームのサーバー連携で求められるものと大きくは違いません。

実際に、面接ではこの重なりをどう言葉にするかで通り方が変わります。サーバーサイドができますという抽象的なスキルシートより、WebのAPIを組んでいたのでサーバー連携の勘所はわかります、と前職の作業に紐づけて話した方が、相手に伝わるスピードがまるで違ってきます。前職の作業を採用側の言葉に置き換えて話せる人は、面接の通過率が上がります。

法人営業やマーケティングで動かしてきたビジネス経験

ゲーム会社にも、作ったものを外に出すための機能があります。パブリッシャーの営業、自社タイトルの広告マーケティング、他社IPを使うためのライセンス交渉。作る部署だけで会社は回りません。

むしろ、異業種で法人営業をやってきた人が入る隙間があるのはここです。開発スタジオは物を作ることに長けていても、社外のパートナー折衝やIPライセンスの交渉には慣れていないところが多くあります。前職で取引先と価格や条件を詰めてきた経験は、こうしたビジネスサイドのポジションでそのまま効きます。ただ、目が向くのは制作職への正面突破ばかりで、競争率の低いこの入り口に40代はなかなか気づけません。

40代のゲーム業界転職で狙いやすい職種

自分の前職は、ゲーム会社のどの空席にはまるのか。ここが40代の選考結果を分けます。PMで足りないのか、サーバーサイドのエンジニアか、それともB2Bの営業か。ゲーム会社が抱える不足ポジションは職種ごとにばらばらで、前職とどこが噛み合うかで通りやすさに差が出ます。

PMやディレクター

40代の転職で採用温度感がいちばん高いのは、PMやディレクター。中小デベロッパーはベテランPMを自社で育てきれず、入ってすぐ動ける人を外から採る方を好みます。社内に育成の余力がないぶん、入ってすぐ現場を回せる人へのニーズがそのまま採用枠に出ます。

実際に、IT・Web・建設・製造でマネジメントしてきた40代なら、スコープ管理も予算調整もチームのまとめ方も、もう手の内に入っているはずです。ゲーム特有の仕様や開発の流れは、入社後に吸収すれば追いつきます。採用側が見ているのは、はじめからプロジェクトを動かせる経験です。ゲーム制作の知識そのものは、その次に来ます。

PM・ディレクター職なら、年収700万円台も射程に入ります。

プログラマーやエンジニア

ゲームのプログラマーは、サーバーサイドとクライアントサイドで40代の入りやすさが変わります。業務系SIやWeb系バックエンドの実務歴があれば、サーバーサイドへは移りやすく、ゲーム未経験でも書類は通過しやすくなります。ここで需要が厚いのはGoやPython。前職で扱っていた言語がそのまま通用します。

ところが、クライアントサイドはC#(Unity)とC++(Unreal Engine)が中心で、ここを業務で触ってきた40代は多くありません。業務での使用歴がなければ、GitHubに上げた自作プロジェクトで腕を証明することになります。コードが残っていれば、年齢よりも今も手を動かせる人だと採用側に伝わります。

厚労省の賃金構造基本統計調査では、ゲームプログラマーの平均年収は40〜44歳で597万円、45〜49歳で630万円。40代に入っても年収が下がる職種ではありません。

営業

ゲーム会社の営業は、IPライセンスの販売、パブリッシング権の交渉、B2B向けのツール営業が主な仕事。店頭でソフトを売るような一般消費者向けの営業とは違います。相手は法人で、契約と権利の話が中心です。

そのため、前職で法人営業や代理店営業をしてきた40代は、このB2Bの動き方にそのまま馴染みます。売る相手も交渉の進め方も、これまでやってきたことの延長線上にあります。

しかも、ゲーム会社の営業求人は応募が集まりにくく、制作職に比べると競合が少ない穴場になっています。

バックオフィス

IPライセンス契約や開発委託契約を扱う法務には、エンタメやゲーム特有の知識が要ります。版権がどう動き、開発をどこに委託し、どんな条件で利益を分けるか。こうした契約を読み書きできる法務は、経験者でないと回せず、特需があります。

加えて、複数のタイトルが同時に走るプロジェクト会計をさばける経理も、入った日から戦力。ゲーム開発会社もパブリッシャーも、経理・法務・人事を社内に抱えています。会社の規模が大きいほど、専門職を求める動きは強まってきています。

QAテスターやデバッガー

未経験の40代がゲーム業界に入る最初の足がかりは、どこにあるのでしょうか。入口になるのはQAです。未経験から入れる間口が広く、求人数も多いため、ゲーム制作の経歴がなくても応募の土俵に乗れます。

もっとも、スタート時の年収は低め。一般のテスターから始めると、ここを生計の主軸にするには割り切りが要ります。

入り方しだいで、ここは変わります。前職で品質管理やマネジメントをやってきた40代なら、一般テスターではなくQAリードの枠で内定を取りにいけるでしょう。テストを設計し、不具合の出方を整理し、チームを動かす側に回ります。前職の経験がそのまま効くぶん、入口の年収の低さも飛び越えられます。

QAテスターという職種の仕事内容・待遇・なり方は別記事でまとめています。

ゲームテスターとは?仕事内容・年収・なり方をわかりやすく解説

40代のゲーム業界転職を成功させる進め方

大手ゲーム会社の求人は、新卒と20代を中心に設計されています。採用計画が年次で組まれ、想定する年齢帯がほぼ固定されているためです。

ここで応募先と進め方を変えると、年齢でふるいにかけられる前に、実績で評価される場所に届きます。

中小やスタートアップまで応募先を広げる

大手と中小では、人の集め方がまったく違います。大手を動かすのは年次の採用計画で、入れる年齢帯はほぼ固定。中小やスタートアップは案件ベースで人を集め、プロジェクトを回せるかが選考の軸になります。

40代の実績は、この後者で効きます。予算とスケジュールを動かした経験を、いま走っている案件にそのまま乗せられるからです。

ただし、応募先を広げると年収は下がります。受託中心の会社は、売上が人月単価×工数という式で決まります。1人あたりが生む利益に上限があり、そこから給与が逆算されてしまいます。

賃上げの余力も大きく違います。大手はカプコンが基本給を平均30%、セガが15%、コナミが大卒初任給で21%引き上げました。受託の中小には、この原資がありません。同じ40代の経歴でも、入る会社によって提示年収は数百万円単位で動きます。

転職エージェントで非公開求人に届く

公開求人は応募者が集中する場所です。書類の段階で、40代は年齢を理由にふるいにかけられやすい。エージェント経由なら、推薦状が付いた状態で採用担当者まで届きます。

むしろ非公開求人にこそ、実務をすぐ任せたい人材や管理職候補を想定した募集が集まっています。40代の経歴に合うポジションは、こちらに眠ったまま表に出てきません。

登録はゲーム特化型と総合型の両方が基本です。特化型は業界の採用慣習やポートフォリオの見せ方に詳しく、総合型は求人の母数が大きい。両方を並べれば、同じ求人の重複や提示条件を見比べられます。

応募先の選び方や年収交渉に迷ったら、一度エージェントに相談して非公開求人を確認するところから始めてみてください。ゲーム業界に強いエージェントの選び方は下記でまとめています。

【2026年版】ゲーム業界に強い転職エージェントおすすめ8選!職種別の選び方も解説

転職活動の前に業界の厳しい面も知っておきたい方は、下記も参考にしてください。

ゲーム業界はやめとけ?理由と向き不向き、将来性まで解説!

まとめ

40代のゲーム業界転職は、年齢よりも前職の実績と狙う職種の組み合わせで結果が決まります。ゲーム制作の実務経験があれば年齢は障壁になりにくく、未経験でもQAや営業・バックオフィスから入る道はあります。

まず自分の前職がPM・エンジニア・営業・バックオフィス・QAのどこに重なるかを整理してください。重なりが見えたら、応募先を中小やスタートアップまで広げ、非公開求人が集まるエージェントを使うことで、年齢フィルターの手前に届く確率が上がります。

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