企業研究

ビクターエンタテインメントの年収はいくら?職種別の平均と給与の内訳を解説

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ビクターエンタテインメントを大手レコード会社と併願で検討していると、年収を調べても公式の数字が出てこず、口コミの集計値をどこまで信じていいのか迷います。

エン カイシャの評判では平均年収681万円ですが、回答者は13人、年収範囲は350万円から1,050万円まで開いています。少人数集計ゆえの幅として見る必要があります。

職種や配属部署によって年収帯がどう動くか、残業代や賞与の付き方まで含めて把握しておけば、大手レコード会社との併願で自分がどの位置に立っているかを判断できるようになります。

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この記事の内容

ビクターエンタテインメントの平均年収

ビクターエンタテインメントには、有価証券報告書に載る公式の平均年収がありません。

非上場のため、年収の数字は口コミから読み取るしかありません。エン カイシャの評判では、正社員13人の回答をもとに平均年収681万円です。集計期間は直近10年分、回答者の平均年齢は40.2歳です。

年収範囲で見ると350万円から1,050万円まで開きがあります。

なお、日経電子版などで確認できるJVCケンウッドの2025年の平均年間給与853万円は上場親会社の公式値であって、ビクターエンタテインメント単体の水準ではありません。

職種別のビクターエンタテインメントの年収

エン カイシャの評判の職種別集計では、平均年収が最も低い営業系で560万円、最も高いクリエイティブ系で775万円です。

回答者の平均年齢も営業系37.8歳、企画・事務・管理系40.5歳、クリエイティブ系42.8歳と5歳の幅があります。その集団ごとの平均値を、そのまま横に並べたものが職種別年収です。

ビクターエンタテインメントの職種別平均年収を表す棒グラフ。営業系が最も低く、企画・事務・管理系、クリエイティブ系の順に高くなる

営業系

営業系の平均年収は560万円、回答者の平均年齢は37.8歳です。エン カイシャの評判が公開している職種区分のうち、金額でも平均年齢でも最も低い位置にあります。

OpenWorkの職種別集計にも営業の数字があり、こちらは533万円です。回答者5人、年収範囲は400〜700万円です。なお公開されているのは営業系だけなので、他区分と並べた順位はここからは読めません。

集計元も回答者も別でありながら、営業の平均値は533万円と560万円で、30万円ほどしか離れていません。

もっとも、平均同士が近いのと、一人ひとりの数字が平均に寄っているのとは別です。新卒入社の営業で在籍3〜5年という条件では、申告額は360万円で、560万円の平均値との開きは200万円あります。

企画・事務・管理系

新卒で入社し、管理部門のマネージャーとして21年以上在籍している人もいます。この条件の回答が年収900万円です。

この回答が入る企画・事務・管理系は、経営企画・広報・人事などをひとまとめにした区分です。平均年収738万円、回答者の平均年齢は40.5歳です。

なお、この集計の外側にも回答があります。中途入社で事務、在籍3年未満、雇用形態は正社員以外という条件で、年収は400万円です。職種別の平均は正社員の回答だけから算出されるため、この400万円は738万円には反映されていません。

クリエイティブ系

クリエイティブ系の775万円が最上位で、営業系の560万円との差は215万円あります。回答者の平均年齢も、職種区分のなかでは最も高い層になります。

この区分の説明に並ぶのはWEB・ゲーム制作やプランナーで、A&Rやディレクターといったレコード会社固有の職種名は出てきません。区分名そのものが、転職サイト側で全業種共通に使われている括りです。

制作現場の実額は、個別のケースから確認できます。在籍3〜5年では、制作部のA&Rが600万円、ディレクターの申告が460万円です。契約社員では、グラフィックデザイナーで在籍11〜15年の申告が350万円です。

ビクターエンタテインメントの給与の内訳

年収の中身にあたる月給・残業代・賞与の組み立ては、人によって違います。

残業代の付き方

OpenWorkの口コミによると、月間の残業時間は32.0時間、有給休暇の消化率は40.6%です。この32.0時間は全社を均した値で、部門ごとの差はここに畳み込まれています。採用サイトの募集要項では、現場部門に配属されると職務手当39,180円(みなし残業代20時間分)が付き、超えた分は別途支給です。

基本給そのものが特別高いわけではないため、この手当と超過分があるかないかで年間の総額が動きます。エン カイシャの評判の口コミでは、深夜や休日の業務が多い部門ほど給与が高くなるという投稿があります。

残業代が0万円の申告もあります。中途入社の広報職、在籍6〜10年の申告は年収600万円で、内訳は月給37万円、残業代は0万円、賞与は150万円です。月給を12ヶ月分に伸ばすと444万円、そこに賞与の150万円が乗って594万円となり、申告額とほぼ重なります。

賞与150万円は、年収600万円の4分の1にあたります。月給37万円という水準だけを見て年収を組み立てると、この150万円分が抜け落ちます。

一方、中途入社のプロモーター、在籍11〜15年の申告も同じ年収600万円です。月給40万円のうち残業代が10万円入っており、賞与は120万円と広報職より少なくなっています。同じ600万円でも、残業代が月給に含まれているかどうかが違います。

年収の増え方

エン カイシャの評判の口コミには、実績を出せば毎年3〜4%上がるという投稿があります。年功序列だという投稿は別にあり、数年前まで年功序列だったが親会社の業績不振もあり評価は厳しくなっているという投稿もあります。平均の継続勤務年数は男性20.8年、女性16.3年です。

賞与については、ディレクターは評価に連動し、プロモーターはあまり変わらなかったという投稿が1件あります。正社員の賞与の申告は、87万円から150万円まで散らばっています。30代のマーケティング職の申告では、ボーナス100万円に対して昇給額は1万円です。

他のレコード会社と比べたとき、ビクターエンタテインメントの年収は高いのか

平均年収は、OpenWorkとエン カイシャの評判のどちらの集計でも、ソニーミュージックとユニバーサルミュージックを下回ります。

ビクターエンタテインメント・ユニバーサルミュージック・ソニーミュージックの平均年収を比較する棒グラフ。ビクターエンタテインメントが最も低く、ソニーミュージックが最も高い

同業大手2社の平均年収

OpenWorkの集計値は、ソニーミュージックが886万円、ビクターエンタテインメントが578万円で、差は308万円です。

集計元をそろえてもレコード会社の大手同士で300万円を超える開きが出ており、ビクターエンタテインメントの平均はソニーミュージックの3分の2に届きません。

ビクターエンタテインメント側の回答者は正社員11人、平均年齢35歳で、年収範囲は400〜910万円に収まります。上限の910万円が、ようやくソニーミュージックの平均886万円に並ぶ位置です。

▶ ソニーミュージックの年収はいくら?職種別・年代別の平均を出典付きで解説

エン カイシャの評判に集計元を切り替えると、この差は縮みます。ソニーミュージックが816万円で、同じ集計に載るビクターエンタテインメントの平均との開きは135万円にとどまります。さらに、ビクター側の回答者は正社員13人・平均年齢40.2歳と、OpenWorkの集計より5歳ほど上です。集計元が変わると、ビクターエンタテインメントの平均は100万円動きます。

ユニバーサルミュージックは、エン カイシャの評判で740万円、OpenWorkで669万円です。回答者はどちらの集計も正社員22人で、エン カイシャの評判のほうは平均年齢41.9歳です。

ビクターエンタテインメントとの差は59万円と91万円で、ソニーミュージックほどは離れていません。順位そのものは、どちらの集計で見ても3社中の最下位で変わりません。

▶ ユニバーサルミュージックの年収はいくら?職種別・年代別・新卒初任給を出典付きで解説

ただし、3社とも公式には平均年収を公表していません。有価証券報告書に載る平均給与が3社分そろわないため、この比較は回答者11人から22人の口コミ集計同士で行っています。

回答者の平均年齢も、35歳から41.9歳まで6歳以上ばらついています。

業界平均年収との差

放送・出版・新聞・映像・音響分野の平均年収は641万円です。ビクターエンタテインメントの集計値を当てると、エン カイシャの評判の平均が40万円上回り、OpenWorkの578万円が63万円下回ります。

ただし、この641万円は放送や映像まで含んだ広い分類の数字で、レコード会社だけを切り出した平均ではありません。同じ線でソニーミュージックとユニバーサルミュージックを見ると、どちらの集計値も641万円を超えています。

音楽業界の働き方については、下の記事で詳しく解説しています。

▶ 音楽業界はやめとけと言われる理由は?実態と向いている人の特徴を解説

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よくある質問

ビクターエンタテインメントの年収は音楽業界で高い方ですか

同業大手のソニーミュージック・ユニバーサルミュージックと比べると、ビクターエンタテインメントの年収は下位です。

業界平均との比較は集計元で結果が割れます。エン カイシャの評判では業界平均をわずかに上回りますが、もう一方の集計では下回ります。

ビクターエンタテインメントは年俸制ですか

公式に年俸制と明記した情報は見当たりません。

採用サイトの募集要項は初任給を月額の基本給で示しています。

ビクターエンタテインメントの新卒初任給はいくらですか

新卒の初任給は基本給222,667円で、現場部門にはこれに職務手当39,180円(みなし残業代20時間分)が加算されます。2027年度募集要項に載る2025年入社実績の金額です。採用人数や選考の実態は以下の記事で解説しています。

▶ ビクターエンタテインメントの就職難易度は高い?採用人数や倍率の実態を解説

残業が多い部署の方が年収は高くなりますか

残業が多い配属先ほど、残業代の支給額は増えます。公式の募集要項では職務手当がみなし残業代20時間分とされ、超えた分は別途支給されるためです。

ビクターエンタテインメントの残業はどのくらいありますか

全社平均で月32.0時間です。

まとめ

会社全体の平均を追いかけても、ビクターエンタテインメントの年収の実態はつかめません。集計元が変わるだけで681万円と578万円のように100万円以上の開きが出ますし、同じ集計の中でも職種と配属先で残業代や賞与の付き方が変わり、年収の総額は大きく動きます。

自分がどの年収帯に入るかを知りたいなら、平均額ではなく、志望する職種と配属されやすい部署の傾向を先に調べておくと判断材料になります。同業他社との比較も、併願先を絞る材料の一つとして使えます。

口コミの数字だけでは見えない配属先ごとの年収差は、業界事情に詳しいエージェントに相談すると見えやすくなります。

▶ 【2026年版】音楽業界に強い転職エージェントおすすめ7選!職種別の選び方も解説

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