音楽業界はやめとけと言われる理由は?実態と向いている人の特徴を解説
音楽が好きで就職や転職先を調べていると、やめとけという意見が繰り返し目に入ります。給与が低い、休みが取れない、倍率が高い。ネガティブな情報ほど先に目につくため、実態を判断しにくい状況です。
音楽業界は企業規模と職種で労働環境が大きく異なるため、断片的な口コミだけでは実態を判断できません。年収・残業・離職率のデータと、向き不向きの基準、ホワイト企業の見分け方をまとめています。
この記事の内容
音楽業界はやめとけと言われる理由
音楽への熱量がある人ほど、入社後のギャップに戸惑いやすい業界です。
やめとけと言われる背景には、業界特有の問題がいくつも重なっています。
深夜や土日に及ぶ不規則な勤務
ライブやコンサートは夕方開演が多く、終演が21時や22時になるのは珍しくありません。
そのため、観客が退場した後、スタッフは照明・音響機材の解体と搬出に取りかかります。撤収作業が終わる頃には深夜0時を回ることもあり、翌日の午前中に別の現場が入る場合もあります。
一方、レコーディングの現場はさらに不規則です。アーティストのスケジュールに合わせてスタジオが動くため、夜22時から翌朝5時まで収録が続くケースがあります。アルバム制作の佳境では、仮眠をとって翌日の収録に入るスケジュールが何日も続きます。土日祝日も動くのが前提で、通常の生活リズムは崩れます。
他業界より低い給与水準
大手レコード会社の新卒年収は、有価証券報告書によると、ソニー・ミュージックエンタテインメントが415万円、エイベックスが392万円程度です。
大手だけ見ると高く感じるかもしれませんが、中小プロダクションや事務所では水準が大きく下がります。月収20万円を下回る職場もあり、初任給が18〜19万円台という企業も存在します。業務量は大手と変わらないのに残業代が十分に出ない職場も多いです。収入を労働時間で割ると、他のエンタメ系の職種と比べても低い水準になりやすい傾向があります。
アーティストの人気に左右される収入
音楽業界の多くの企業では、売上の一部がコンサートや配信の成果に連動する仕組みです。
担当アーティストのアルバムが売れれば収益は上がりますが、シングルが不発に終わればプロジェクト予算が削減されます。特にA&Rやマネージャー職は、担当アーティストの活動状況がそのまま仕事量と評価に跳ね返ります。
実際に、売れているアーティストの担当になれば多忙で充実感を得やすい反面、契約終了やデビュー失敗があれば担当業務そのものがなくなることもあります。担当アーティストの活動状況が仕事の量と内容を直接動かす業界で、会社員でも仕事の安定感はフリーランスに近い構造です。
体育会系の上下関係
音楽業界では、現場の先輩後輩関係が厳しいと話すスタッフが多くいます。
たとえば、レコーディングスタジオでは、アシスタントエンジニアが先輩の機材準備やケーブル整理から始め、長期間にわたって補佐的な仕事を続けるのが慣例です。マネージャー職でも、先輩のトレーナーについて数年間同行し、独り立ちできる前に担当を任されることは多くありません。
もっとも、音楽への熱量があるからこそ当たり前として受け入れられてきた慣行です。ただし、小規模プロダクションでは誰が指示を出す立場なのかがあいまいなまま古いやり方が続き、ハラスメントが起きやすい環境になります。
担当ジャンルを選べない環境
音楽が好きで入ったのに、自分が興味のないジャンルを担当することになるケースは少なくありません。
たとえば、大手レコード会社では、新卒は総合職として一括採用し、配属後に担当ジャンルが決まります。アイドル担当を希望していてもアニソン部門に配属されたり、J-POPを担当したかったのに演歌・歌謡曲チームに入ることもあります。A&Rでもマネージャーでも、配属先を選べない原則は変わりません。
そのため、入社数年は希望と異なる配属が続く可能性があり、好きなジャンルに関わるために転職や独立を選ぶ人も実際にいます。音楽への情熱が強い人ほど、配属とのギャップで燃え尽きかねません。
人気業界ゆえの激しい競争
音楽やエンタメへの関心から応募者が集まるため、採用競争は他業界より格段に激しいです。
たとえば、ソニー・ミュージックエンタテインメントの新卒採用では、プレエントリー者が9,000名近いのに対して採用枠は50〜60名程度に留まり、150倍を超える競争率になります。書類選考・筆記・複数回の面接を経ての倍率なので、大学のブランドや経験値だけでなく、音楽やコンテンツへの向き合い方や実務知識が評価の対象になります。
なお、就職の難しさについてより詳しく知りたい方は、音楽業界への就職は難しい?職種別・企業別の難易度と狙える射程の見極め方を解説で入社後のキャリアも含めて解説しています。
データで見る音楽業界の実態
音楽業界は大手と中小で年収差が大きい業界です。どの会社・どの職種を選ぶかで、働き方も収入も大きく開きます。
平均年収と業界内の格差
有価証券報告書ベースでは、大手各社の平均年収はソニーミュージックエンタテインメントが700万円台後半、エイベックスが756万円、ポニーキャニオンが約616万円です。
一方、中小のレーベルや音楽事務所の年収は300〜500万円に留まります。大手と中小で年収差が200〜400万円に及ぶこともあり、同じ音楽業界に転職する場合でも、企業規模ひとつで生涯年収が数百万円単位で開くことになります。
さらに、職種によっても差が出ます。ディレクター(A&R)は大手で1,000万円近くに達することもありますが、中小企業では250〜400万円台が相場です。
マネージャーやイベントプランナーは300〜400万円が中心です。厚生労働省の賃金構造基本統計調査では、音楽家の平均年収は40歳で589万円です。会社員として音楽業界に入る場合と、個人として活動する音楽家では収入の構造が異なります。
残業時間と年間休日
音楽業界の残業時間は職種によって差が大きく、制作・マネジメント系は特に長くなります。
エイベックスの制作・マネジメント部門では月50時間ほどの残業が報告されています。ソニーミュージックエンタテインメントでも同水準で、裁量労働制を採用しているため36協定の上限とは別の働き方です。
一方、年間休日については大手ほど整備されており、120日以上を確保している企業は音楽業界でも一定数あります。ただし有休の連続取得が難しいという声は複数の企業から出ており、休日数の多さと実際に休める環境は連動しません。職場の文化や担当するアーティストのスケジュールで、実際に休める日が変わる業界です。
離職率と平均勤続年数
音楽業界は厚生労働省の産業分類では生活関連サービス業・娯楽業に含まれます。
厚生労働省の雇用動向調査(令和5年)でのこの区分の離職率は20.8%に達し、全産業平均の15.4%を大きく上回ります。
背景には、担当アーティストの活動状況が仕事の継続と直結する構造があります。アーティストの活動縮小や事務所移籍・解散が起きると、担当スタッフの仕事内容もそのまま変わります。担当するプロジェクトがなくなれば、自分が思い描いていたキャリアとのズレが一気に広がります。
音楽業界の将来性は?
ストリーミングとライブの2軸で、音楽業界の市場は成長を続けています。
ストリーミング配信の成長
ストリーミングとライブ。この2つの市場軸を見ることで、音楽業界が今どの段階にあるかが見えてきます。
実際に、2024年の日本の音楽配信年間売上は1,233億円に達し、11年連続でプラス成長を続けています(日本レコード協会調べ)。サブスクリプション型のストリーミングが売上全体の9割超を占めており、SpotifyやApple Musicなどのサービスが国内でも定着した結果です。
そのため、楽曲のプロモーション方法や収益モデルが大きく変わりました。デジタルマーケティングやデータ分析のスキルを持つ人材への需要が生まれています。
ライブやフェス市場の回復
2024年のライブ・エンタテインメント市場規模は7,605億円で、コロナ前の2019年比で20.8%増という過去最高を記録しました(ぴあ総研調べ)。
もっとも、コロナ禍で2年間ほぼ消えたライブ市場が、単に元に戻っただけでなく、水準を超えて拡大しています。フジロックやサマーソニックといった大型フェスでも動員が回復し、新規会場の開設も続いているため、イベント制作・舞台技術・プロモーション系の採用は増加傾向にあります。
そのため、イベント制作・舞台技術・プロモーション系の採用が増えている今は、ライブビジネス側のポジションを狙いやすい時期です。
音楽業界で働くやりがい
他の業界では得にくい体験が、この業界を続ける理由になっています。
アーティストの成長を間近で見届けられる
小さなライブハウスで20人の前に立っていたアーティストが、3年後に武道館のステージに立つ。A&Rやマネージャーとして関わってきたスタッフにとって、この瞬間ほど胸が熱くなるものはありません。
新人期から携わっていると、楽曲の方向性を議論した日のことや、思うように動員が伸びなかった時期のことが記憶に残っています。成長の過程を知っているからこそ、武道館の景色が特別になります。音楽プロデューサーや宣伝担当も同様で、リリースの度に数字と向き合いながらアーティストと伴走する時間は、この業界でしか得られません。
ライブで観客の反応を直に感じられる
照明が落ちてSEが流れる瞬間、会場全体の空気が一変します。緊張感を舞台袖や調整卓の前で味わうのが、音楽業界のスタッフならではの経験です。
実際に、職種によって感じる瞬間は異なります。コンサートプロモーターは何ヶ月もかけて作り上げたイベントが観客の歓声で満たされる達成感を得ます。PAエンジニアは音出しのベストが決まった瞬間、照明スタッフはアーティストの動きと光が重なった瞬間が印象に残ると話す人が多いです。
なお、ライブを支える職種ごとの仕事はコンサートプロモーターとは?仕事内容・年収・なり方をわかりやすく解説で詳しく紹介しています。
業界特有のスキルや人脈が身につく
著作権や原盤権の実務知識は、音楽業界でしか深く学べないスキルです。ストリーミング配信が主流になって以降、契約交渉や収益分配の仕組みを理解できる人材の需要は高まりました。
そのため、レーベルやプロダクションで積み上げた人脈は、独立やフリーランスに転じた後にも活きます。音楽業界は意外に狭く、プロデューサー・エージェント・会場スタッフなど各領域の専門家と長く付き合う関係が自然に生まれます。
たとえば、音響エンジニアとしてのキャリアを例にとると、現場での信頼関係が仕事の依頼源になる構造が典型的です。音響エンジニアの仕事内容やキャリアの詳細は音響エンジニアとは?仕事内容・年収・なり方をわかりやすく解説で解説しています。
自分が関わった作品が世に出る
担当したアーティストのアルバムがリリースされた日、ストリーミングの再生数がリアルタイムで増えていくのを確認する体験は、ものづくりに関わる仕事ならではです。
一方、ストリーミング時代になって、作品が届く範囲は大きく広がりました。国内でリリースした楽曲が海外のプレイリストに入ると、翌朝には海外リスナーの再生数が伸びている画面が出ます。
配信の数字はリアルタイムで動くため、制作・宣伝・流通に関わったスタッフが自分の仕事の手応えを直接確認できます。
好きな音楽に仕事として携われる
好きな音楽を仕事にできることは確かな利点です。しかし、趣味として音楽を楽しむ感覚とはまったく異なります。
ビジネスとして携わると、楽曲の魅力よりも市場での伸び代や費用対効果を判断する場面が増えます。個人として好みのジャンルでなくても、担当アーティストの音楽に真剣に向き合う必要があります。それでも、交渉や数字を動かす仕事が最終的に音楽の形で出てくる。この感覚を他の業界で得るのは難しいです。
音楽業界に向いている人の特徴
「音楽が好き」だけでは足りません。この業界で生き残る人は、情熱に加えて、不規則な環境への適応力、チームワーク、トレンド感度、そして社内外の複雑な調整をこなす力を持っています。これらを多面的に備えているかどうかが、向き不向きを判断する軸になります。
音楽への情熱を持ち続けられる
月収が20万円以下でも、深夜まで現場が続いても、この業界で働き続けているスタッフは多くいます。
担当アーティストがデビューに向けた準備を続けている時期、報酬や労働時間より先に「リリースまで関わりたい」という気持ちが動く人がいます。アーティストが初めて大きなステージに立ったとき、それに関わっていたことが積み重なっていく。そういう仕事の仕方が自分に合っていると感じる人は、待遇面の厳しさとの折り合いをつけながら続けていきます。
不規則な働き方に柔軟に対応できる
フェス直前の8月、週7日動いているスタッフは珍しくありません。1月に入ると現場の数がそのまま減り、閑散期に入ります。
繁忙期と閑散期の振れ幅が大きいこの業界では、閑散期に体力と情報を補充できるかどうかが持続に関わります。カレンダー通りに休める生活を基本にすると、夏と年末は毎年崩れます。
チームで連携して動ける
レコーディングの現場には、アーティスト、サウンドエンジニア、ディレクター、マネージャーが同時に入ります。全員の意見が異なるとき、誰かが全体を見ながら話をつないでいかないと、セッションが止まります。
ライブ当日はさらに職種が増えます。照明、音響、映像、舞台監督、チケットスタッフ、警備まで、数十人が同時に動く現場です。自分の担当外のトラブルに気づいて声をかけられるかどうかが、スタッフとして頼りにされるかが試されます。
そのため、自分の担当範囲だけをこなす動き方では、この規模の現場は回りません。
トレンドの変化を楽しめる
音楽の聴かれ方は、CDからダウンロード販売、定額制配信、そして今はSNSのショート動画がきっかけになるケースが増えました。プロモーションの主戦場も、テレビやラジオからTikTokやInstagramのリールへと移りました。
今担当しているアーティストにはTikTokとInstagramのどちらが合うかを判断して動く場面が出てきます。変化を追うだけでなく、担当アーティストや作品ごとに使うトレンドを選び分けられる人がこの業界では必要とされます。
社内外の調整をスムーズにこなせる
レコーディングの場にはアーティスト、ディレクター、プロデューサー、レーベル担当が同席します。アーティストが感覚的に違和感を口にしたとき、その理由をレーベルや配信プラットフォームの担当者に説明できる人がいないと、プロジェクトが止まります。
アーティストの言葉とビジネス側の言語を両方扱える人が、現場で頼りにされます。営業や広報での交渉経験は、この役割で直接使えます。
音楽業界に向いていない人の特徴
この業界の構造的な特徴と自分の優先事項が合わない場合、入社後のギャップが大きくなります。
安定した収入を最優先したい
正社員であれば年収300〜500万円台が多数派ですが、職種と雇用形態で幅があります。
ただし、ライブ制作や舞台音響を個人で請け負うフリーランスは、案件の波が大きく、月収が10万円を超える月もあれば、3万円に届かない月もあります。
そのため、若手の正社員でも、最初の数年はレーベルや制作会社で年収250〜300万円台の下積みが続く場合があります。毎月の生活費を安定させたい場合、この収入構造とは折り合いにくいです。
規則正しい生活リズムを守りたい
ツアー帯はスタッフの週末が動くのが当たり前です。コンサートや野外フェスの本番が土日・祝日に集中するため、マネージャー職やA&Rは3〜4月や夏フェスシーズンに連続して休日出勤が発生します。
レコーディングも同様で、アーティストの空き時間に合わせて深夜1時から朝方まで稼働するセッションが組まれることがあります。シフト制でもなく、次週の予定が前週末に決まるケースもよくあります。翌朝7時には帰宅したいと考えている人にとって、業界の慣行と日常の生活リズムは合いにくいです。
特定ジャンルだけにこだわりたい
好きなジャンルで仕事したいという動機は自然ですが、実際にA&Rやマネージャーの担当を自分で選ぶことはできません。J-POPが好きで入社しても、最初にアニメタイアップを担当するよう指示されたり、洋楽専任部署から演歌レーベルの応援に回されたりする配置変更は日常的に起きています。
配属先のジャンルに対して仕事として向き合えるスタンスがないと、モチベーションが続きにくいです。特定のアーティストや音楽スタイルへのこだわりが強い場合、配属先の音楽に向き合えない時期が続くと仕事の精度が落ちます。
1人で黙々と作業したい
レコーディングには、アーティスト・ディレクター・プロデューサー・スタジオオーナーが同じ空間に入ります。テイクごとに意見が飛び交い、エンジニアは音の判断を全員が納得できる形でまとめながらアーティストの感情状態に気を配ってスタジオを進行させます。
さらに、ライブ制作の現場は多職種が関わります。音響・照明・映像・ステージスタッフがそれぞれの持ち場を持ちながら、本番2時間前の仕込みで頻繁に調整が必要で、1人の判断だけで完結する場面はほとんどありません。
自分のペースと判断だけで完結する仕事は、音楽業界では少数です。
ホワイトな音楽企業を見分けるには?
音楽業界では財務の安定・職種別の労働実態・内部情報の3点が、企業選びの判断材料になります。
売上高と業績の推移を確認する
音楽業界は景気や配信モデルの変化に収益が左右されます。転職先を選ぶ前に3〜5年の財務推移を確認するのが先決です。
上場企業であれば有価証券報告書をEDINETで無料取得できます。売上高の3〜5年推移を見て、増収が続いているかを確認します。非上場企業は、帝国データバンクや東京商工リサーチで設立年数・資本金・代表者情報が調べられます。財務が不安定な企業は繁忙期に外注で人員を補うため、正社員の負担が集中しやすい構造です。
口コミサイトで労働環境を調べる
OpenWorkやエン・ライトハウスで口コミを調べる際、音楽業界ならではの読み方があります。口コミ全体の評点より、職種別・時期別の傾向を見ることが先決です。
制作・プロモーション職とバックオフィス職では、職種が違うだけで残業時間が2〜3倍違う会社もあります。ライブツアーや年末の繁忙期に集中した書き込みが多い場合、繁忙期だけ極端に激しくなる構造の可能性が高いです。口コミで繁忙期以外は落ち着くという記述が複数あれば、業務量の波が読める職場かどうかの判断材料になります。繁忙期の実態は面接で直接確認します。
業界特化型エージェントを活用する
音楽業界に特化した転職エージェントが持っているのは、求人票には書かれない内部情報です。たとえば、あるレーベルの制作部門は離職率が落ち着いてきた、あるいは現場の雰囲気は外部から見るよりフラットだといった情報は、担当者が企業と面談を重ねて集めています。
そのため、エンタメ・音楽業界に強いエージェントについては【2026年版】音楽業界に強い転職エージェントおすすめ7選!職種別の選び方も解説で詳しく解説しています。
また、音楽以外にもエンタメ全体で選択肢を広げたい場合は、【2026年版】エンタメ業界に強い転職エージェントおすすめ11選!ジャンル別の選び方も解説も参考にしてください。業界特化型エージェントは非公開求人を持っていることも多く、求人サイトでは見つからないポジションに出会えることもあります。
音楽業界を目指すなら
この業界で働きたい場合、最初にやるべきは今の経験と職種の接点を整理することです。営業経験はマネージャー職に、マーケティング経験は宣伝職に、IT経験は配信サービスの開発職に活きます。
経験の棚卸しが済んだら、職種を絞ります。音楽業界にはA&Rやマネージャー、宣伝、イベント制作、レコーディングエンジニアなど職種が細かく分かれており、必要なスキルも労働環境もそれぞれ異なります。
職種が定まったら、業界特化型の転職エージェントへの相談が早い方法です。音楽業界の求人は一般の転職サイトには出回りにくく、非公開求人の中に自分に合ったポジションがある場合があります。経験の棚卸しを済ませてからエージェントに相談すると、提案される求人の精度が上がります。
まとめ
音楽業界には、不規則な勤務時間、大手と中小の年収差、人気業界ならではの高い競争率が現実としてあります。やめとけと言われる理由には根拠があり、すべての人に合う業界ではありません。
ストリーミング配信とライブ市場は成長を続けており、音楽業界は縮小している業界ではありません。企業規模と職種の選び方次第で、労働環境は大きく変わります。
入社後のギャップを減らしたいなら、業界に詳しい転職エージェントへの相談が有効です。求人票には出ない企業の内部情報や、自分の経験がどの職種に活きるかを確認できます。