もぎりバイトのやり方!仕事内容や応募から当日のコツまで解説
もぎりバイトは派遣会社の登録会(所要1時間程度)かスキマバイトアプリで応募でき、面接で落とされることはほぼありません。当日の基本動作はチケットの日付と公演名を確認してミシン目で半券をもぎる、控えを返す、入場を誘導するの流れで、電子チケットは専用端末でQRを読み取ります。
初日に列を詰まらせる心配があるなら、もぎる前に一度チケットを折って折り目をつけ、点線付近を握って切り始めを丁寧にするコツを事前に確かめておくと落ち着いて臨めます。この記事では応募の始め方から当日うまくもぎるコツまでを解説します。
この記事の内容
もぎりバイトの仕事内容
もぎりとは、イベント会場や劇場の入口でチケットを確認し、半券をもぎ取る(切り離す)仕事です。語源はチケットの一部をちぎり取る動作から来ています。
主な業務はチケットに記載された日時・会場名の確認と、来場者の入場案内です。紙チケットなら点線に沿って半券を切り離し、来場者に控えを返します。
コンサート、スポーツの試合、演劇、映画館など、チケット制のイベントであればどこでも需要があります。1回限りの単発案件が多いため、予定に合わせて働きやすいのが特徴です。
もぎりだけで1日が終わるケースは少なく、開演後は場内案内やグッズ販売の補助など別の業務を担当します。
イベント好きで接客に苦手意識がなければ楽しめる仕事です。
イベント業界の仕事に興味が出た人は、業界全体の実態も見ておくと判断材料が増えます。
▶ イベント会社はやめとけ? きつい理由と向き不向きを解説!
もぎりバイトの時給相場
イベントスタッフの時給相場は首都圏で1,000〜1,500円程度です。もぎり担当もこの範囲に収まり、日給換算で8,000〜12,000円ほどが目安です。
東京都の最低賃金は2025年10月から1,226円に引き上げられました。スキマバイトアプリのタイミーでもイベントスタッフの時給は1,100〜1,400円前後が中心で、大型イベントや繁忙期には1,500円を超える募集も出ます。
深夜帯のイベントや年末年始の繁忙期は、時給が200〜300円上乗せされるケースがあります。残業が出ると日給1万円を超えます。
給与の支払い方法は派遣会社によって異なります。月末締め翌月払いが基本ですが、マッシュのように最大7割の前払い制度を設けている会社もあるため、すぐにお金が必要な場合は支払いサイクルで選ぶのも手です。
交通費は全額支給、上限あり、支給なしの3パターンがあります。会場が遠方になると往復の交通費だけで1時間働いた分の稼ぎに相当する場合もあるため、案件選びの際は交通費の条件も見ておくと手取り額で後悔しにくくなります。
もぎりバイトの始め方
もぎりバイトの求人は一般の求人サイトでは見つかりにくく、イベント系の派遣会社かスキマバイトアプリ経由で探すのが基本です。派遣会社は登録後に案件の選択肢が広がり、アプリはその場で申し込める手軽さがあります。
派遣会社に登録する
イベントスタッフ専門の派遣会社に登録するのが、もぎりバイトを始める一番確実なやり方です。アシスト・ジャパン、シミズオクト、マッシュなどが大手にあたり、各社ともWebサイトから登録の申し込みができます。
登録は会社の説明会(登録会)に参加する形式で、所要時間は1時間程度です。面接で落とされることはほぼなく、登録さえ済めばすぐに案件を選べます。
求人アプリから応募する
タイミーやシェアフルなどのスキマバイトアプリでも、もぎりを含むイベントスタッフの案件が見つかります。派遣会社への登録が不要で、アプリ上で案件を選んでそのまま応募できるのが利点です。
ただ、もぎり専任の案件はアプリでは少なめです。イベントスタッフとして採用され、当日の配置でもぎり担当になるパターンが多いため、もぎりだけを確実にやりたいなら派遣会社経由の方が確実です。
案件を選んで予約する
登録が完了したら、会社のマイページやアプリで案件を検索して予約します。会場の最寄り駅、日程、給与、業務内容が一覧で表示されるため、条件に合うものを選んでください。
初めての場合は、数万人規模のフェスよりもコンサートホールや劇場の案件がおすすめです。来場者の流れがゆるやかで、スタッフの数も少なく、リーダーや先輩に声をかけやすい現場です。
ただし人気アーティストやスポーツイベントの案件はすぐに埋まります。週の前半に翌週分が公開されることが多いので、こまめにチェックしておくと希望の案件を確保しやすくなります。
もぎりバイト当日の流れ
集合後はまず担当の割り振りがあり、もぎり担当になったらチケットの種類とデザイン、入場ゲートの配置を頭に入れます。一般・招待・関係者でチケットの色や記載が変わる会場も多く、見分けがつかないまま列に立つと開演前に止まってしまいます。
来場者1人あたり数秒のペースでさばく時間帯では、目の前のチケットを確認して入場を案内する動作をひたすら繰り返すことになります。
集合からブリーフィングまで
担当割り振りのあとに渡されるのが、チケットの種類(一般・招待・関係者)の見本と、来場者に配るパンフレットや注意事項のリーフレットです。一般券と招待券で半券の扱いが違う会場、関係者だけ別ゲートに通す会場と、ルールは現場ごとに変わります。
不明点を聞けるのはこのブリーフィングの時間だけ。開演前のラッシュが始まると、リーダーも自分の列に張り付くため、質問する余裕はほぼゼロになります。たとえばこの色のチケットはどのゲートか、子ども料金の半券はどう扱うか。迷いそうな点は、列が動き出す前に潰しておきたい時間です。
開演前の入場ラッシュ
来場者が集中するのは開演30分〜1時間前。この時間帯に列が一気に伸びます。
紙チケットは両手で受け取り、日付と公演名を目視で確認します。問題なければミシン目で半券を切り離し、お客さんに半券の控えを返して入場へ案内します。
この一連を、1人あたり数秒のテンポで回していく作業です。
電子チケットの場合は専用端末をスマホ画面のQRコードにかざし、緑表示や電子音が出れば成功です。読み取りに失敗したら、まずQRの再表示と画面の明るさを上げてもらいます。
たとえば省電力モードで画面が暗いだけのこともあります。それでも通らないときはリーダーに報告して指示を仰ぎ、自己判断で入れたり止めたりはしません。
うまくもぎるコツ
紙チケットは切る前に、半券の点線部分を一度ポキッと折って折り目をつけます。これだけで切れ方が安定します。
折り目をつけたら、点線のすぐ近くをしっかり握るのがポイント。切り始めを丁寧に引きます。
いきなり全体を引っ張ると点線を外れて変なところで切れてしまうため、最初のひと引きだけ意識して落ち着いて始めます。すると紙が勝手に点線に沿って切れていきます。
実際に、焦って枚数をまとめるのが一番の失敗です。5枚まとめてもぎろうとすると点線がずれて切れず、10枚を一気に渡されると手元が詰まります。
列が伸びるほど焦り、焦るほどうまく切れなくなる悪循環に入りやすくなります。受け取るのは1枚ずつ、握り直して1枚ずつ切る、このリズムを崩さないほうが結局は速く流れます。
濡れたチケットは特に慎重に。雨の日に濡れた半券はフヤフヤになり、点線とは関係ない変なところで真っ二つに割れます。無理に勢いで切らず、折り目をしっかりつけてから、ゆっくり引いて切り離すのが安全です。
開演後から終演まで
入場ラッシュが落ち着くと手が空き、持ち場が場内へ移ります。座席へ案内したり、遅れて来た来場者に対応したりと、開演前ほどの忙しさはありません。
そのため後半は気を張り続けずに動けます。集合から解散までの拘束時間は4〜8時間程度が目安で、終演後は出口案内と忘れ物の確認、簡単な撤収作業をして解散になります。
現場ごとのきつさの違いは、下の記事で解説しています。
▶ イベントスタッフのバイトはきつい?よくある理由と対策を解説
もぎりバイトで失敗しないコツ
初めての現場で緊張するのは当然ですが、よくあるトラブルと対処の型を知っておけば大きなミスは防げます。
ペースを乱されない
来場者が列を急かしてくることがありますが、焦って早く処理しようとするとチケットの日付を見落としたり、半券を渡し忘れたりします。急かされても手を止めて確認する動作は崩しません。
目安として、1人あたり3〜5秒のペースで回せていれば問題ありません。周囲の速さに合わせようとせず、自分のリズムを保つのが一番のコツです。
わからないことは即質問する
ブリーフィングで説明される内容は多く、一度で全部は覚えきれません。チケットの種類が複数あったり、招待客用の入口が別だったりするケースでは、曖昧なまま処理すると後でトラブルになります。
迷ったら、これは○○ゲートで合っていますか、と隣のスタッフに確認します。判断がつかないチケットを曖昧なまま通すと、あとで入場者数のカウントが合わなくなります。
トラブルは自分で判断せずリーダーに報告する
日付違い・公演名の不一致・チケットの紛失など、もぎり中に遭遇しやすいトラブルは限られています。どのケースでも共通するのは、自分で判断せずリーダーに報告するという一点です。
そのため来場者に少々お待ちくださいと声をかけ、後ろの列が詰まらないようゲートの横に案内します。リーダーが来るまで待ってもらうだけで十分です。
チケットを見せずに通り過ぎようとする来場者には、チケットを拝見しますと一声かけてください。
持ち物はコンパクトにまとめる
持ち物はスマートフォン、飲み物があれば十分です。ロッカーがない会場もあるため、貴重品は最小限にまとめておくと動きやすくなります。
クラシックコンサートや展示会ではスーツ、フェスやスポーツイベントではチノパンにポロシャツ程度の服装が多いです。ピアスやネイルが禁止の現場もあるため、迷ったらシンプルな身だしなみで臨むのが無難です。
まとめ
もぎりバイトは派遣会社への登録かスキマバイトアプリからの応募で始められます。当日の業務はチケットの確認と半券の切り離しが中心で、難しい作業ではありません。
開演前の混雑対応やトラブル時の報告ルールを知っておけば、初めてでも問題なくこなせます。興味がある人は、まず派遣会社に登録して案件を探してみてください。
推し活と両立しやすい仕事を探している方は、以下の記事も参考になります。