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イベントプランナーはやめとけ?企画職がきついと言われる理由と向き不向きを解説!

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イベントプランナーを目指す人の間では「一生続ける仕事ではない」「イベントは行くものだ」という本音が語られることがあります。

何のかたちもないところから企画を立ち上げ、何時間もかけた企画書がクライアントの一言でボツになる。それでも作り直し、次の案件では同じことが繰り返される。この企画職固有の重さが、やめとけと言われる理由の中心にあります。

ゼロから作ることそのものを面白いと感じられるか、没にされても立て直せるか。続けられる人と辞めた方がいい人の線引きとなる適性を整理しています。目指すか・続けるかの判断に使ってみてください。

この記事の内容

イベントプランナーがやめとけと言われる理由

表に出るのは出演者と会場の盛り上がりで、企画責任者は裏方に徹します。しかし成否の責任は全部こちらに返ってくる。この重さに、長時間勤務や平均を下回る給与が重なる。完成形の見本がないところからすべてを起こさなければならない仕事の前提と、それに見合わない待遇が組み合わさって、やめとけと言われる構図が出来上がります。

形のない企画をゼロから立ち上げる重さ

お題と予算と、クライアントの漠然とした要望だけが渡されます。そこから集客の絵を描き、誰が何を担当するかまで自分で起こしていきます。出発点に完成形の見本がない、それがこの仕事の前提です。

もっとも、華やかな印象とは裏腹に、日々の中身は地味な業務が多くを占めます。表に立つのは出演者や登壇者で、企画者は裏方に回ります。それでも当日の成否はこちら側に返ってくるため、裏方として責任を持てる人でないと務まりません。光の当たる場所に立ちたくて入った人ほど、ここで落差を感じやすいところです。

イベントプランナーの仕事内容や日常の流れは、以下の記事で紹介しています。

イベントプランナーとは?仕事内容・なり方・向き不向きをわかりやすく解説

複数の案件を同時に回す負荷

抱える案件は、たいてい一つでは収まりません。

イベントが重なる時期には、複数案件の準備が同時並行で走ります。それぞれにスケジュールがあり、予算があり、動かす関係者がいて、そのすべてを頭の中で並べたまま手を動かし続ける日々です。

片方の進行が遅れれば、もう片方にしわ寄せが出る。一本ずつ丁寧に仕上げたい人には、この同時並行の働き方が先にこたえます。

評価する相手が二者いて正解が見えない

自分が納得できたかどうかは、成功の基準になりません。完璧なものができたと思っても、クライアントや観客が求めるものを提供できなければ成功とはいえないからです。出来栄えに自信があっても、評価を下すのは自分ではないという前提が常につきまといます。

しかもこの二者は、いつも同じ方向を見ているわけではありません。クライアントは費用対効果や自社の意向を見て、観客はその場の満足を見る。両方を同時に満たす一点を、企画のたびに探り当てなければなりません。

手応えがあった案件でも、終わってみるまで正解だったかは分かりません。自信のあった企画が冷ややかに受け取られ、無難に流した回が思いのほか喜ばれる。

各分野のプロを束ねて成功まで背負う責任

規模が大きくなるほど、現場には専門家が集まります。音響、照明、美術、デザイン。それぞれの分野で経験を積んだプロフェッショナルが一つの会場に集結し、その全員を企画責任者ひとりが束ねます。

しかも指示を出す相手は、自分より特定領域に詳しい人たちです。全体の絵を持っているのは企画者だけなので、判断は最後までこちらに委ねられます。当日は会場の隅々まで動きを見ながら、必要な手配や準備を確認して走り回ることになります。スタッフ手配から準備、当日進行の成否まで、最後まで引き受けるのが束ねる側の役割です。

何時間もかけた企画書が一言でボツになる

企画書に何時間もかけても、クライアントの一言で没になります。

練り上げた構成も、調べ尽くした数字も、方向性が違うという一言で振り出しに戻ることがあります。費やした時間は返ってこず、また白紙から組み直し。一度や二度なら割り切れても、これが何度も続くと消耗が積み重なります。

何日も寝かせて磨いた案ほど、否定されたときの落差は大きい。心血を注いだものを正面から突き返される経験を、繰り返し受け止めることになる仕事です。

もっとも、どんな企画を出せば通るのかも読みにくいところがあります。企画コンペでは、当たり障りのない案より、大胆でリスキーな企画が通ることのほうが多いからです。無難に寄せれば埋もれ、攻めれば賛否が割れる。どこまで踏み込むかの判断そのものが、毎回の勝負になります。

責任に見合わない給料

求人サイトの集計では、イベントプランナー正社員の年収は350〜450万円台が多く、日本全体の平均給与478万円を下回る傾向があります。花形と呼ばれる職種でありながら、金額の面では平均を下回りやすい位置に置かれます。

その金額に対して、仕事の拘束は軽くありません。全体を見渡す責任者は、開催中ずっと現場を離れられず、進行が終わるまで持ち場に張りつくことになります。準備期間も土日や夜に動くことが多く、拘束の長さと給与が見合っていない。そう感じる場面が出てきます。

実際に若手のうちはアシスタント業務が中心で、報酬面に物足りなさを覚えやすい時期が続きます。先輩の企画を補佐しながら経験を積む数年は、責任の重さがまだ給与に表れにくい段階です。

ゼロから企画を任される前の入口から、給与と仕事内容の両方に課題を感じる人も少なくありません。

終わらないセンス磨き

一度身につけたセンスは、ずっと通用するのでしょうか。

実際に、この仕事は時代の流行と密接に連動します。去年うけた切り口が今年は古びる。その入れ替わりに合わせて感覚を更新し続けることになります。

現役でいる限り、新しい情報を仕入れ、感性を磨き続ける努力が欠かせません。仕事を離れている時間も、流行の動きから完全に目を切れない働き方です。

仕事を心から好きになれないと、苦労にしか感じられない日々になります。

イベントプランナーを続けられる人の特徴

企画書がボツになった翌朝、もう次の案を白紙から起こしている。同じきつさの中で、こういう動き方をする人だけが残っていきます。ゼロから作ることも流行を追うことも、義務というより面白がってこなしています。

きついからやめる人がいる一方で、同じ仕事が天職になる人がいるのはそこです。面白がる気持ちだけでは長続きしません。細かいことを気にする臆病さと割り切って突っ走れる大胆さ、その両方が必要です。

ゼロから作ること自体を楽しめる人

続くかどうかは、ここで分かれます。

形のない企画を言語化し続けられるか。ゼロから作ることを楽しいと感じるか。それが継続の分水嶺になります。

たとえば手元には何もないところから案を起こし、言葉にして、人に渡す。この繰り返しを苦行と受け取る人は、長くは持ちません。

もっとも、それでも続けるのは面白いからです。好きだから、と言い換えてもいいでしょう。企業キャンペーンで全国を飛び回る。

日本初・世界初のイベントを自分の手で形にする。この面白さに引っ張られて、きつさの側を上回らせている人が残ります。

没になっても作り直せる人

ボツになった案を「方向がズレただけ」と切り分けられる人が、立て直しが速いです。

クライアントの好みの問題だったのか、企画の前提がそもそも違ったのか、アイデアの着地点がズレていたのか。原因を分けて次に渡せる人は、同じつまずきを繰り返しにくい。ボツを丸ごと抱え込まずに、取り出せる情報だけを次の案に持ち込む。続く人はその動き方をしています。

流行や新しい体験を面白がって追える人

休みの日に、わざわざ話題のフェスや体験型展示を見に行く。義務ではなく、面白そうだから足が向く。こういう動き方をしている人が、長く続いています。

感性を磨くという言い方をすると重く聞こえますが、本人にとっては趣味の延長に近い。新しいものや流行を、自分から面白がって追える人は、その動き自体が仕事の仕入れになっています。追うことが義務ではなく楽しみになっている人が、感性の鮮度を保ちやすいです。

几帳面さと大胆さを併せ持つ人

向いている人は、相反する二つを同時に持っています。

細かいことを気にする臆病さと、割り切って突っ走れる大胆さです。準備作業はチラシの文字構成、台本の名前確認、ゲストの移動行程、チケット手配と、細かい作業の積み重ねでできています。一つのミスが大きな問題に発展することも多い。だから臆病さが要ります。

一方で、企画そのものは前例のないものを通さなければ通りません。細部に神経を尖らせながら、企画では割り切って突っ走る。どちらか片方だけでは、この仕事は長く続けられません。

イベントプランナーを辞めた方がいい人の特徴

イベントは行くものであって一生続ける仕事ではない、と就活段階で距離を置く人もいます。好きという気持ちだけで飛び込んだ人ほど、辛さに見合わないと感じて早く離れていきます。続けるのが難しい人の輪郭が見えてきます。

好きという気持ちだけで飛び込んだ人

イベントが好きだから、という動機だけで入った人が最初につまずきます。好きという感情は、入社後の最初の数ヶ月でほぼ試されます。想定より早く企画がボツになり、拘束は長く、年収は平均を下回る。それでも続けられる理由を「好き」以外に持っていない人は、その局面で動機が崩れます。

ボツや否定を引きずってしまう人

企画書がボツになるたびに、自分そのものを否定されたと受け取ってしまう人はどうなるでしょうか。一度や二度なら立て直せても、ボツは何度も繰り返されます。そのたびに自分への否定として抱え込めば、回を重ねるごとに消耗していきます。

頭では「方向がズレただけだ」と整理できても、心はそう動かない人がいます。次の案に取りかかろうとしても、前のボツが頭から離れず手が止まる。理性と感情が別方向を向いたまま作業を続けることになり、引きずりが続くほど消耗が積み重なっていきます。

安定志向が強い人

安定した仕事につきたい人には、この働き方は向きません。土日祝の勤務、繁忙期の残業、トラブルやクレームでの休日出勤。拘束が長いわりに給与が特別よいわけではなく、日本全体の平均を下回る水準にとどまる場面も出てくるため、暮らしの見通しを立てたい人ほど不安が先に立つでしょう。

入ってみて年収の水準と拘束の長さを確認したとき、割り切れない感覚が出てくる人がいます。休日や夜の稼働が続いても、それに見合うだけ手取りが増える仕事ではない。決まった時間に働いて落ち着いた収入を得る、という働き方を望むなら、ゼロから企画を作って没にされ続ける役割は重すぎます。

イベントプランナーを辞めるなら次にどこへ進めるか

きつさに耐えかねて去る人がいる一方で、キャリアアップやスキルアップを目指して独立したり、別の会社へ移ったりと、自分の意志で次のステージを選ぶ人もいます。イベントプランナーとして企画をゼロから立ち上げ、関係者を束ねてきた経験は、辞めた先で消えてしまうものではありません。

経験を活かせる転身先

辞める理由として多いのは、長時間労働への限界と並んで、キャリアアップやスキルアップを見据えた前向きな転身です。進路は大きく3つに分かれます。

  • フリーランスの企画者として独立: 自分でクライアントを選び、案件を組める一方で収入の波が出る
  • 専門のイベント制作会社へ転職: 規模の大きい仕事に関われる反面、分業制になる場合も多い
  • 広報・営業など別分野へ転身: 拘束や給与の安定を優先する場合に選ばれやすい

こうした転身先で評価されるのが、企画職として磨いてきた仕事の進め方です。複数の関係者を巻き込みながら一つの目標へ走り切るプロジェクト管理は、業種を問わず求められます。予算や要望をすり合わせるクライアント交渉も、当日まで人を動かすスタッフのマネジメントも、企画の現場で身についています。

迷うなら転職エージェントに相談する

辞めるべきか続けるべきか、自分一人では決めきれない段階で動くなら、まずイベント業界に詳しい転職エージェントへ相談するところから始めます。

たとえば、いま自分が持っているスキルがどの求人で求められているのか、年収はどのくらいの水準なのかを、実際の求人と照らし合わせて確認できます。そのうえで辞めた先の選択肢を並べてみると、続けるか移るか自分一人で抱えていた判断が動き出すかもしれません。

【2026年版】イベント業界転職エージェントおすすめ8選!種類別の選び方も解説

イベント業界に詳しいエージェントの選び方は、上記の記事で種類別に確認できます。

よくある質問

イベントプランナーは未経験からでも目指せますか

未経験からでも目指せます。ただし、企画書を自分で組み立てる業務はいきなり任されることが少なく、最初の数年は先輩の案件補佐が中心です。

入口として多いのは、イベント制作会社のアシスタント職やステージスタッフとして実務を積み、企画側へ移るルートです。イベント業界に詳しい転職エージェントへ相談すると、未経験可の求人を実態に合わせて絞り込めます。

イベントディレクターとは何が違いますか

イベントプランナーが企画の立案から全体設計を手がけるのに対し、イベントディレクターは当日の進行と演出の総指揮に比重が置かれる役職です。会社によって呼称の線引きが異なり、両方を兼務するケースも出てきます。

プランナーが「何をつくるか」を決め、ディレクターが「どう見せるか」を束ねるという役割分担が基本です。ただし、イベント制作会社では企画規模が小さい案件では区別されず、同一人物が受け持つ場合もあります。

やめとけと言われても続けている人はどんな人ですか

没になっても次の案にすぐ取りかかれる人と、流行や新しい体験を義務ではなく面白がって追える人が、長く続けています。きつさそのものは変わらないため、仕事の中で何かを面白いと感じ続けられるかどうかが、続く人と離れる人を分けます。

準備作業の細かさに対応する几帳面さと、企画では割り切って踏み込める大胆さの両方を持ち合わせているかどうかも、続く人かどうかを見るうえで参考になる点です。

まとめ

イベントプランナーの仕事の重さは、単に拘束が長いとか給与が低いという話ではありません。何のかたちもないところから企画を起こし、何時間かけた案でも一言でボツになる。その繰り返しを受け止められる人が残り、受け止め切れない人が離れます。

ゼロから作ることを面白がれる人と、否定をすぐ切り替えられる人がいる一方で、安定や収入の見通しを優先したい人には、仕事の仕組み自体が合いません。目指すか・続けるかの判断が固まったら、イベント業界に詳しい転職エージェントへ相談してみてください。

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