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VR副業は稼げる?未経験と経験者で違う仕事の種類と収入を解説

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VRChatでアイテムを眺めているうちにこれで稼げないかと思った人と、Unity/C#のスキルがあって副業案件を探している人が、同じVR副業で調べることになります。

アイテム販売は衣装1点の相場が1,200円前後で、数を積み上げる稼ぎ方になります。エンジニア案件は月60〜75万円の業務委託が水準ですが、副業で週1〜3日に絞ると同じ数字にはなりません。

自分のスキルと週に出せる稼働日数を先に確認することで、Blender学習を始めるか案件検索に動くかを根拠をもって判断できます。

この記事の内容

VR副業は儲かる?

国内法人向けのXRコンテンツ市場は、2024年の264.65億円から2030年に444.22億円へ伸びると予測されています(矢野経済研究所)。市場の数字だけ見ると追い風です。ただし副業として入る入口は、ひとつではありません。

VRChat向けの衣装をBOOTHで売る道と、Unity経験者が業務委託でVR開発を受ける道。前者は月1,200円の単価から積み上げる稼ぎ方で、後者は1件あたりが大きく、スキルと稼働量で金額が変わります。

VR副業とひとくくりにされがちですが、中身は別々の道に割れています。

ひとつは、VRChatユーザーがBlenderで作った衣装をBOOTHで売る道です。3DCGソフトを覚えて自分で商品を作り、マーケットに並べて売れるのを待ちます。在庫を抱えず、寝ている間にも売れる手軽さがあります。

もうひとつは、Unity/C#を扱える経験者が業務委託でVR開発を受ける道です。クライアントの仕様に沿ってアプリや3D空間を作り、納品して報酬を受け取る形ですが、趣味の延長だけでは入れません。

判断の軸は、手持ちのスキルと週に動ける日数の2点です。

Unity/C#/Blenderの実務が3年相当あるなら、案件路線が射程に入ります。副業案件の多くは経験年数3年以上を目安に置いており、一部を任せられる人を探しているからです。VRChatは好きだけれど3DCGは未経験という段階なら、まずは販売路線になります。Blenderを一から覚えながら、平日の夜や週末に少しずつ制作を進められます。

もっとも、週に1〜2日しか動けないなら、スキルがあっても納期に縛られない販売路線が無理のない選び方です。

販売路線は、1点の単価が小さいところから始まります。BOOTHで売られる衣装は中央値で1,200円ほど、アバター本体でも2,000〜4,000円台が多いです。BOOTHの販売手数料は数%程度で、売上の大半は制作者の手元に残ります。

人気が出れば月数十万円という例もあります。とはいえ似た系統のアバターや無償〜数百円の衣装が並ぶなかで、最初の1点が売れるまでには時間がかかります。競合が多く、誰もが届く額とは言えません。

案件路線は、1件あたりが大きく動きます(AR/VR/MR業務委託・求人ボックス2026)。案件のタイプによって単価の幅はさらに広がります。

ただしこの数字はフルタイム相当です。週1〜3日に絞れば、稼働日数に応じて実収入は掲載月額から目減りします。求人の数字をそのまま手取りと読むと、見込みを外します。

経験者向けVR案件の種類

VR案件はタイプによって単価も求められる経験年数も大きく変わります。開発、3D制作、QA、企画・PMの4つでは、月額の桁も応募条件もそろっていません。VR副業とひとくくりにして単価相場を眺めると、自分が今すぐ取れる案件帯がぼやけます。

VR/ARアプリ開発はUnityとC#が中心

開発案件の月額は60〜75万円が目安です。

UnityとC#が前提です。ARグラス向けアプリ開発の案件では、これにAR FoundationやOpenXRの知識まで求められます。実装そのものより、端末ごとの動作確認やフレームレートの調整に時間を取られる工程です。画面が動くだけでは検収が通らず、酔いにくさや遅延の詰めが残ります。

実際に、Unity関連の求人は2024年4月時点で154件ありました。VR専業ではなくゲームや3Dアプリ寄りの数字ですが、Unityで実装できる人の母数はそれなりにあります。

もっとも、採用の軸はVRへの興味より任せられる担当範囲です。担当した機能、使ったエンジン、最適化の経験を職務経歴書に書けるかどうかで、応募の通りやすさが変わります。

3D空間・メタバース制作はBlenderやMayaが中心

大阪・関西万博に出展するメタバース空間の制作案件があります。条件はBlender、Maya、Unity、Unreal Engineでの実務3年以上で、この水準に届くフリーランスはそれほど多くありません。完成した見た目だけでは通らず、容量制限・描画負荷の調整・迷わない動線まで含めた実績が通過の条件です。

とはいえ、単価の幅は大きく開いています。VRフリーランス案件の月額単価分布を見ると、0〜9万円の案件もあれば240万円超の案件もあり、件数が集まるのは80〜109万円の帯です。見栄えだけのポートフォリオでは、80〜109万円の帯には届きません。

VRChatのアバター・衣装制作とは要件も使う技術も違います。案件の探し先もBOOTHではなく、フリーランスエージェントや開発受託会社への応募が中心です。

週2〜3日で入りやすいQA・検証支援

QA・検証支援は、週2〜3日やリモート条件とも相性のいい案件です。VRコンテンツの検証では、端末差分やコントローラー、視点移動、酔いやすさ、長時間使ったときの疲労感まで確認します。WebやアプリのQAとは、確認すべき観点が別です。

もっとも、VR専業の開発経験が浅くても、品質管理の経験があれば開発チームを支える側で入れます。テスト設計や不具合の再現条件を整理できる経験が、ここでは直接に役立ちます。

企画・PMは単価が高いが求められる経験も重い

オンラインマンション販売サービスの企画立案から実行まで担う案件があります。月額100万円超を狙える一方、条件は大手コンサルでマネージャー以上5年以上が目安です。VRの基礎知識に加えて、顧客体験設計や新規事業の経験、関係者の調整まで求められます。

VRを作れることより、事業の目的から逆算して要件を整理できるかが見られます。単価が高いぶん平日日中の会議が入りやすく、会社員の副業では稼働時間の確認が欠かせません。

VR副業を始める前に整えるべきこと

案件タイプがどれであれ、動き出す前に揃えるものがあります。アイテムを売る側も案件を受ける側も、何を作れるかより、どの工程をどこまで担当できるかが見えないと話が前に進みません。準備は、機材と見せ方の両方で要ります。

制作に必要なPCと機材をそろえる

3DCG制作に使う機材の中心はPCとヘッドセットで、ソフト代はほとんどかかりません。PCはメモリ16GB以上・VRAM8GB以上、グラフィックボードはGeForce RTX3060以上が一つの目安です。

VRChat向けに作るなら実機での見え方の確認にヘッドセットも要ります。Meta Quest 3Sが59,400円、Quest 3が102,300円で、ソフト代よりもヘッドセット本体の初期費用のほうがかさみます。

完成物より担当工程が伝わるポートフォリオにする

派手な完成物を一つ載せるより、何をどこまで自分でやったかが伝わる形にします。

というのも、副業案件を出す側が探しているのは、VRに興味がある人ではなく、仕事の一部を任せられる人です。完成物の見栄えだけでは判断材料が足りません。モデリングからUnityへの組み込みまで通しでやったか・テクスチャだけ担当したか・使ったソフトは何か・稼働条件はどうか。この情報がそろっていないと、依頼する側は任せられる範囲を読み取れず、問い合わせが届きません。

なお、フルリモート表記でも実機検証の有無や機材の扱いは別途確認が必要で、この点はポートフォリオに稼働条件として明記しておくと後のすり合わせが減ります。

未経験は制作補助や検証から実績を積む

経験者向けの案件は経験年数3年以上を目安にしているものが多く、未経験でいきなり開発一式を任される場面はほとんどありません。3DCGや開発を少しでも触ったことがある人なら補助やQA・検証から入れますが、まったくの未経験であれば販売路線から実績を積む順序になります。

そこで開発側の入口になるのが、制作の一部を引き受ける補助やQA・検証の作業です。実機で動作を確かめる確認作業は機材と時間があれば手を動かせて、担当した範囲がそのまま実績の記録になります。小さな担当でも、何を任されて何を返したかが積み上がると、次に受けられる工程が広がっていきます。

VR副業で稼ぐときに気をつけること

VR制作の請負案件では、完成基準がクライアントと共有されにくく、3D空間は色味も配置も視点も論点が多いため、修正が長引きます。興味を持って始める段階では、こうした落ち込みやすい場所はまだ見えていません。

請負契約は修正回数と対応範囲を契約前に文章化する

直しても直しても終わりません。

請負契約でよく起きます。VR制作は、完成形のイメージがクライアントと言葉だけでは揃いにくい仕事です。そうした要望を口頭だけで受けると、3D空間では論点が次々に増えていきます。

請負契約は成果物の完成に対して報酬が支払われる形なので、修正回数や対応範囲を最初に決めていないと、何度直しても終わらない状態になります。準委任契約の時間精算と比べると、完成まで直し続ける形です。副業での作業時間は本業後の夜か休日に限られ、修正が長引くと納期と体調の両方を同時に削ることになります。

そこで、修正は何回まで含むのか、どこからが追加費用なのかを、契約前に文章にして残しておきます。口頭だけの合意には曖昧さが残り、後から確認できません。

とはいえ、完成基準を文章化しても全ては防げません。最後はクライアントとの相性で修正の長引き方が変わる部分が残ります。

フルリモート表記でも実機検証が必要なことがある

フルリモート表記があっても、実機検証のために出社が必要なケースがあります。VRアプリや3D空間は、ヘッドセットで動かして初めて分かる不具合が前提です。

検証用の機材が貸与か自前か、出社しての実機チェックが求められるかは、受ける前に契約書や募集要項で確かめます。曖昧にしたまま受けると、想定していなかった出社や機材購入が後から発生します。

本業の副業規定と競業避止を先に確認する

着手前に確認しておく点があります。本業の就業規則で副業が認められているか、許可制の場合に届け出が要るか、競業避止の定めに触れないかの確認です。

本業がIT企業やゲーム会社の場合、VR・3D開発が事業領域と重なることもあり、特に読んでおきたい部分です。会社に知られてから問題になるより、先に規定を読んでおくほうが安全です。

所得20万円を超えたら確定申告と経費を整える

稼ぎが増えてくると、税金の話が出てきます。

給与所得者の副業は、収入から必要経費を引いた額が年間20万円を超えると確定申告が要ります(国税庁の一般ルール)。判断の基準は売上ではなく、差し引いた後の純額です。逆に言えば、かかった費用をきちんと計上できれば、申告すべき金額は下がります。

たとえば経費になり得るものはVR副業ならではの品目があります。ヘッドセット、Unity Asset Storeで買ったアセット、3D素材、検証用クラウドの利用料などです。これらは制作や検証に直接使う支出なので、購入したときの記録を残しておきます。レシートや購入履歴がないと、後から経費として認めてもらいにくくなります。

VR副業の始め方

クリエイターと案件では、最初に使うプラットフォームもツールも違います。ルートが未定のまま動くと、準備が分散して収拾がつきません。

クリエイター路線はBOOTHとXから始める

衣装を作るなら、まず無料の3DCGソフトBlenderをダウンロードするところから始まります。モデリングができたら、買い手が集まるBOOTHに完成品を並べます。X(旧Twitter)が集客の起点で、制作途中の画像を投稿して反応を見たり、発売前に予約を募ったりする使い方が定番です。他の人のアイテムをアレンジして納品する受注仕事なら、クラウドソーシングから入ります。

なお、ロブロックスなど他のメタバースプラットフォームでの稼ぎ方も見ておくと、自分に向いている路線を判断する材料が増えます。

ロブロックスで副業はできる?稼げる金額と始め方をわかりやすく解説

案件路線は求人検索とエージェントを併用する

業務委託で案件を受ける路線では、探し先を一つに絞らないほうが無難です。見る先はクラウドソーシング、フリーランスエージェント、求人検索の3つが軸になります。VRは案件の数そのものが少なく、相場や条件をつかむにはエージェントと求人検索の併用が前提です。

もっとも、案件タイトルには注意が要ります。前述のとおり「VR」と入っていても実態は企画やPM、3D制作、QAに分かれるため、タイトルだけで自分に合うかを判断すると、応募してから業務内容のずれに気づきかねません。安全なのは、募集要項の作業範囲まで読み、どのタイプの仕事かを確かめてから応募する進め方です。

エージェント経由なら、こうした業務範囲を事前に確認できます。3D制作やクリエイター系の案件に強い専門エージェントへの相談ルートは、以下で確認できます。

【2026年版】クリエイティブ職に強い転職エージェントおすすめ8選!職種別の選び方も解説

VR副業のよくある質問

VRを作る費用はどれくらいかかる?

費用の中心はPCとヘッドセットです。制作に耐えるPCで数万〜十数万円、Quest 3Sで59,400円・Quest 3で102,300円が動き出す前に用意する額の目安です。

ソフト代は別途かかりません。

VRクリエイターの年収はどれくらい?

正社員のVRクリエイターは、求人ベースで360〜800万円程度の幅があります(求人ボックス2026)。

副業の場合は年収で測るより、案件タイプごとの月額単価と月に出せる稼働日数の掛け算で考えるほうが実態に近く、開発案件か3D制作かQAかによって単価帯が大きく変わります。

完全未経験からでもVR副業で稼げる?

Blenderで衣装をモデリングしてBOOTHに出品する販売路線なら、3DCG未経験でも始められます。最初の1点が売れるまでには対応アバターの検証や集客の積み上げが必要で、すぐ大きな収入にはなりません。開発案件路線は実務経験が前提のため、未経験の段階では販売路線から始めて実績をつくる順序になります。

なお、Unity・C#のスキルでVR案件を探すなら、ゲーム系エンジニア向け案件に強いエージェントも選択肢に入ります。

【2026年版】ゲーム業界に強い転職エージェントおすすめ8選!職種別の選び方も解説

まとめ

VR副業の道は、手持ちのスキルで分かれます。3DCGや開発の実務経験があるなら、月60〜75万円水準の業務委託案件が射程に入ります。経験がなければ、まずBlenderを触ってBOOTHに衣装を1点出すところから始めます。

未経験から入る人は、まずBlenderをダウンロードして3Dオブジェクトを一つ作ってみるところから始まります。いきなり収入を目標にするより、自分が作ったものをVRChat上で動かせる状態にするのが最初の区切りです。

案件路線を検討している人は、求人ボックスやエージェントでVR・AR・3D制作の案件相場を先に確認しておくと、自分のスキルと応募先の条件のずれが把握しやすくなります。3D制作やクリエイター系の案件に強いエージェントへの相談ルートは、以下を参照してください。

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