【2026年版】VTuber業界に強い転職エージェントおすすめ7選!職種別の選び方も解説
VTuber事務所の裏方で働きたい。そう思って転職サイトを開いても、出てくるのは演者やライバーの募集が中心で、マネージャーや制作、運営といった裏方の正社員求人はなかなか見つかりません。
こうした裏方の求人は非公開で動くものが多く、エージェントに登録して初めて紹介される案件もあります。どのエージェントに登録するかで、出会える求人が変わってきます。
もっとも、クリエイティブ・技術職か運営・ビジネス職かで、登録すべき特化型は変わります。特化型5社と大手総合型2社の7選を、職種系統別の選び方とあわせて解説します。自分の志望職種に合うエージェントを選んで登録してみてください。
この記事の内容
VTuber業界に強い特化型転職エージェント7選
コンフィデンスクリエイターの保有職種を並べると、タレントマネージャー、総合デザイナー、プロデューサー、3Dモデラー、Webマーケター、制作進行管理と続きます。特化型1社でこれだけ系統の異なる職種を抱えており、VTuber事務所の裏方求人の幅広さがうかがえます。
この章で扱うおすすめ7選は、エンタメ人・コンフィデンスクリエイター・マスメディアン・HIGH-FIVE・シリコンスタジオエージェントの特化型5社と、大手総合型2社(リクルートエージェントとdoda)です。特化型の5社が、それぞれどのVTuber職種の求人を持つか。ここから順に見ていきます。
エンタメ人
エンタメ人は、株式会社エイスリーが2018年から運営する求人サイトです。芸能・音楽・アニメ・映画・ゲームの求人を集約し、正社員・派遣・業務委託に対応します。VTuber運営の求人も扱い、未経験からのサポートも用意されています。
掲載職種には、タレントマネージャー、動画クリエイター、番組制作会社のアシスタントディレクターが並びます。実際に、運営側の入口が複数ある作りです。
とはいえ、タレントマネージャーは投げ銭・メンバーシップ・グッズ・案件収益という売上を理解したうえで動く仕事だと、エンタメ人のコラムは指摘しています。推しが好き、という熱量だけで務まる仕事ではありません。担当ライバーの数字を読み、収益を組み立てる側に回る前提です。
コンフィデンスクリエイター
コンフィデンスクリエイターは、常時500件超の求人案件を保有します。VTuber業界が未経験でも登録でき、業界専任のコンサルタントがヒアリングして案件を紹介し、上場企業の正社員採用につなげる流れです。
タレントマネージャー、総合デザイナー、プロデューサー、3Dモデラー、Webマーケター、制作進行管理。保有職種は幅広く、扱うVTuber事務所のプロジェクトも多数です。求人紹介まで最短1日・就業開始まで1週間という事例が公開情報にあります。
一方で、未経験で登録できる枠と、3Dモデラーのように技術が前提になる枠は入り口が違います。運営側の職種なら門は広く、制作側の職種なら過去の経験が見られます。
VTuber業界の裏方職種がどんな仕事をするか、職種別の仕事内容や年収水準から確認しておくと登録前の比較がしやすくなります。
▶ VTuberスタッフとは?仕事内容・職種・年収・なり方を解説
マスメディアン
マスメディアン(株式会社マスメディアン)は、広告・マーケティング領域に強い求人サービスです。Webマーケター、SNS運用、クリエイター職の求人を扱う点が他社と違います。
YouTube等のコンテンツ企画やSNS戦略の求人を持ち、YouTuber・VTuber関連企業の求人を編集部が厳選して紹介しています(2025年10月27日の記事)。一方、3Dモデラーやエンジニアといった制作・技術側の枠は手薄。VTuberの数字を伸ばすマーケ側を志すなら、この特化型が最初の候補になります。
HIGH-FIVE
面談で転職の軸を聞いてから求人を絞り込むのが、HIGH-FIVEの進め方です。何を作りたいかを整理し、その軸に合うクリエイティブ求人だけを提案する。VTuber関連では、Webデザイナー、UI・UX、動画制作、モデラー、キャラデザの求人が並びます。
運営はクリーク・アンド・リバー社です。創業者がクリエイター出身で、量より質を掲げています。やみくもに案件を送らず絞り込む姿勢が、求人構成に出ています。
シリコンスタジオエージェント
シリコンスタジオエージェントは、3Dモデラー、デザイナー、テクニカルアーティストを扱う技術特化のエージェントです。たとえばVTuber関連の求人ページには、3Dデザイナー、テクニカルアーティスト、モーションキャプチャーエンジニアが職種ごとに並びます。
アバター制作の求人を持つ点が、この社の核です。年収レンジやスキル要件は次の章で確認します。
VTuberのクリエイティブ・技術職に強いエージェント
シリコンスタジオエージェントのVTuber求人ページを開くと、3Dデザイナー、テクニカルアーティスト、モーションキャプチャーエンジニアと、アバターを作る側の仕事が職種ごとに分かれて並んでいます。それぞれの欄には年収帯とスキル要件が書き添えられ、Mayaの使用経験やモーキャプ業務の年数が応募条件として明記されています。
技術職の求人票は、熱量ではなく年数とツールの習熟度で人を線引きする構成です。職種ごとに、その線引きを順に見ていきます。
シリコンスタジオエージェントの3Dモデラー・デザイナー求人
3Dデザイナーの年収は400〜800万円。グランベッカの求人で提示されている数字で、モーション・アニメ・ムービーを担当するポジションです。VTuber用3Dキャラモデルのアバター制作が主な仕事になります。
一方、コンセプトアートやイラスト背景の2Dデザイナーなら年収384〜700万円。イルカの求人で、こちらも幅のある提示です。
スキル要件の書き方も目を引きます。3Dデザイナーには、Mayaを使った映像制作経験2年以上が条件として載り、年数まで明記されています。
そのため、年収の幅はそのまま経験の幅になります。コンセプトアーティスト、2DデザイナーUIといった職種も並びますが、いずれもポートフォリオと制作年数が選考の出発点です。Maya歴2年と5年では入る帯が変わります。
モーションキャプチャー・リガーなどのアバター技術職
モーションキャプチャーエンジニアの年収は400〜900万円。セガの求人で、応募条件にモーキャプ業務3年以上が付きます。VTuberのリアルタイム関連業務やフェイシャルキャプチャーを扱うポジションです。
たとえばリガーなら年収400〜700万円。イルカの求人で、Mayaの習熟と物理ベースリギングの経験が条件に入ります。テクニカルアーティストも含め、この層は「作れること」を証明できる人だけが土俵に乗ります。
この年数という線引きは、未経験から飛び込む道を最初から閉じている数字でしょう。そのぶん、報酬の上限は900万円まで伸びます。
配信システムを作るエンジニア求人
VTuber配信は、自宅配信用アプリと3Dスタジオ用配信アプリが支えます。これを開発・運用するクライアントエンジニアの求人があります。イルカの求人では、C++またはC#を3年以上扱った経験が求められます。
サーバーエンジニアの枠もあり、配信を裏で動かすシステムを組みます。こちらも、エンジニアとしての実務年数が応募条件です。求人票に「配信が好き」という条件は出てきません。
VTuber事務所の運営・ビジネス職は大手総合型でも探せる
特化型のVTuber求人サイトに並ぶのは、配信に直結する制作職や演出職が中心です。ところが事務所そのものを動かす経理・人事・運営といった一般職は、そうした特化型の一覧にはほとんど顔を出しません。非公開求人として動く枠も多く、登録して担当者から紹介を受けない限り中身が見えない案件が積み上がっています。この層を探すなら、求人の母数が桁違いに大きい大手総合型を最初から候補に入れておくほうが早いでしょう。
事務所の運営・企画・営業は大手総合型に多い
事務所の求人を運営・企画・営業職で絞り込むと、進行管理・PMの募集が出てきます。年収は392〜602万円で、応募条件にVTuber/SNS運用経験歓迎と添えられているものもあります。経理や人事といった事務所の一般職は、配信現場の制作職とは募集の出方がまったく違い、特化型のVTuber求人サイトにはほとんど載りません。
リクルートエージェントやdodaのような大手総合型なら、こうした運営・企画・営業職や進行管理・PMの枠が業界横断でまとまって出てきます。完全週休2日制・未経験歓迎などの条件で絞り込めるのも、求人の数を抱えた大手総合型ならではの強みです。
なお、にじさんじ(ANYCOLOR)やホロライブ(カバー株式会社)のような大手事務所の選考内容や年収水準を把握してから求人を選ぶと、応募先の絞り込みがスムーズになります。
▶ にじさんじ(ANYCOLOR)への転職は難しい?年収・選考対策・実態を解説
大手総合型を運営・一般職探しに加える理由
登録後は、会社名・業種・職種・雇用形態の条件を組み合わせて求人を絞り込めます。事務所名で検索すると、その事務所が出しているポジションを一覧で確認できます。
志望が制作の現場ではなく事務所の運営側にあるなら、大手総合型への登録を早めに済ませておくと、担当者からの紹介が始まるまでの時間が短くなります。
志望する職種系統からエージェントを選ぶ
3Dモデラー・テクニカルアーティスト・エンジニアといった技術系と、進行管理・営業・知財・プロデューサーといった運営系。同じVTuber求人でも、最初に登録すべきエージェントは系統ごとに異なります。特化型は質の高いVTuber専門求人を持ち、大手総合型は求人量と公開外の枠を補います。
だから一社に絞るより、志望する職種系統に合わせて特化型と総合型を組み合わせて登録先を分けます。ここから系統ごとに、どこへ登録するかを切り分けます。
クリエイティブ・技術職なら技術特化+エンタメ特化
3Dモデラー、テクニカルアーティスト、エンジニアを志すなら、まずシリコンスタジオエージェントです。技術系の職種が、ここに集まります。アバター制作や配信システムの求人を職種ごとに持っている一社だからです。
たとえばクリエイティブ寄りのデザイナー職を狙うなら、HIGH-FIVEを併せて登録します。映像・デザイン領域に絞った求人が揃い、技術特化とは切り口が違います。コンフィデンスクリエイターも3Dモデラーの枠を持つため、選択肢を広げる三社目に置けます。
ただし、この系統はどこに登録しても求人票のスキル要件が前提になります。制作経験とポートフォリオで評価される選考です。熱量ではなく、作れることを示せる人から順に紹介が回ります。
運営・ビジネス職ならエンタメ特化+大手総合型
進行管理、営業、知財、プロデューサー。この系統なら、エンタメ人とコンフィデンスクリエイターのエンタメ特化に、リクルートエージェントとdodaの大手総合型を組み合わせます。
一方、運営職は技術職と入口が真逆です。飲食の接客から経験ゼロでマネージャー職に移った例もあります。もっとも、エージェントに登録した際はスケジュール管理や調整業務の経験として整理して伝えると、求人との一致度が上がります。
そのため、マネジメント職の入口は技術系より広いです。
配信を続けたい人は副業可求人に強いサービスを使う
配信を辞めずに働きたいなら、登録先は別の選び方になります。Clshiftは転職支援部分をジオエージェントが対応し、副業可・完全在宅の求人を中心に紹介するサービスです。
たとえば求人票に「副業可」と書かれていても、実際に活動が認められるか、活動時間と仕事を両立できるかは求人票の一文からは読み取れません。その条件で求人を絞り込めるサービスを使えば、配信を続けながら働ける選択肢が見えてきます。
職種系統より先に、働き方の条件で登録先を決める選び方です。Clshiftへの登録を検討している場合は、配信の頻度と継続の意思をアドバイザーに最初に伝えると、条件に合う求人の絞り込みがスムーズに進みます。
VTuber業界のエージェント選びで失敗するパターン
推しへの熱量があれば採用される。そんな期待で動き出す人がいます。ところが技術職の求人票には、前章で確認したスキル要件が並びます。
熱量は要件の欄に書かれていません。職種理解の問題も含め、エージェント選びでつまずく形はいくつかに分かれます。
推しへの熱量だけで応募して書類で落ちる
好きという気持ちを志望理由の中心に置いて、技術職に応募する。こうした問い合わせがエージェントに届くことがあります。ところがアバター制作や3Dモデルの求人票には、前章で挙げたスキル要件が明記されています。熱量だけでは要件に届かず、書類の段階で紹介に回りません。
さらに、華やかそう、推しに近い仕事。そんなイメージで現場に入ると、実際の業務はスケジュールを引き、確認を回し、修正をまとめる作業が続きます。MV一つでも楽曲・歌詞・映像・監修・権利確認が絡む構造です。
確認相手はタレント本人からマネージャー、プロデューサー、法務、外部会社まで広がります。予算と納期と権利と監修の折り合いをつける場面で、好きという気持ちだけでは足りなくなります。
スキル要件の前に、そもそも事務所のスタッフ職がどれほど競争率が高いかを知っておくと、志望度と現実の距離が測りやすくなります。
▶ VTuber事務所のスタッフ就職は難しい?難易度の実態と職種別のチャンスを解説
技術職と運営職でエージェントを取り違える
VTuberに強いエージェントという一括りで登録先を決めると、ここでつまずきます。技術特化のエージェントと運営特化のエージェントは、扱う求人がそもそも違うからです。
アバター制作や3Dモデルを作りたい技術職志望が、運営寄りのエージェントに登録する。すると面談で出てくるのはマネージャーや企画運営の案件ばかりで、肝心のアバター制作求人が出てきません。志望する職種系統を先に決めてから登録先を選ばないと、紹介の中身がずれます。
1社だけに絞って非公開求人を取りこぼす
非公開求人は、登録したエージェントからしか見えません。一社だけ登録して、そこで紹介された案件のまま決める。ほかの特化型や総合型が持つ求人は、視界に入らないままです。
VTuber関連の求人は公開と非公開のどちらにも散っています。とくに正社員のクリエイティブ職や運営職は、表に出ない案件のまま動くことが多い。登録先が1社だと、その差はそのまま選択肢の差です。
配信者本人が一般エージェントで副業可求人を探して合わない
演者本人が一般の転職エージェントで副業可求人を探すと、面接で配信活動についてどう伝えればいいか分からないまま進む場面が出てきます。一般エージェントの担当者は、配信活動の事情や配信者特有の収入形態に明るいとは限りません。
配信を続けながら働く前提なら、その実態を理解している配信者特化のサービスに頼る方が、条件を整理しやすくなります。
登録後にVTuber求人へ早くたどり着く動き方
エージェント登録後に求人へたどり着く速さは、面談で何を最初に伝えるかで変わります。志望職種を具体名で伝えること、配信や副業の状況を隠さず共有すること。この二つが揃うと、面談から紹介までの時間が縮みます。
志望職種をモデラーやマネージャーなど具体名で伝える
面談の最初に伝えるのは、志望職種の具体名です。3Dモデラー、タレントマネージャー、制作進行管理と固有の職種名で伝えると、技術系か運営系かでアドバイザーが紹介する求人がすぐに絞られます。「VTuberに関わる仕事なら何でも」という伝え方だと、技術職の求人と運営職の求人が混ざったまま提案され、応募先を選ぶ段階で迷いが生まれます。
たとえば3Dモデラーを志望するなら、扱えるツールや制作実績を先に共有しておくと、求めるスキル水準に合った求人だけが届きます。タレントマネージャーや制作進行管理なら、配信サポートや社外調整の経験を整理しておく。職種を一語にまで絞り込んでから面談に臨むことで、紹介求人の質が変わります。
配信活動と副業の状況をどう伝えるか
副業可の求人なら、配信を続けたまま働けるのでしょうか。求人票の「副業可」は、配信活動そのものを認める保証ではありません。とはいえ、配信の頻度や収入状況、これからも続けたいという継続の意思を面接の前にアドバイザーへ詳しく伝えておけば、活動と両立できる求人を絞り込んでもらえます。
実際に、週にどれくらい配信しているのか、収入はどの程度あるのか、辞めるつもりはないのか。ここを最初に共有しておくと、アドバイザーは両立できる条件の求人を選別してから提案します。
アニメ業界の選び方も職種系統別に整理しています。
▶ 【2026年版】アニメ業界に強い転職エージェントおすすめ8選!職種別の選び方も解説
VTuber業界の転職エージェントでよくある質問
VTuber業界の転職エージェントで1位はどこか
「どこが1位か」は職種系統によって答えが変わります。
技術職(3Dモデラー・エンジニア)ならシリコンスタジオエージェントが第一候補になり、運営職(進行管理・プロデューサー・マネージャー)ならエンタメ人やコンフィデンスクリエイターのエンタメ特化に大手総合型を組み合わせた形が実態に近い選び方です。
未経験でもVTuber業界の求人を紹介してもらえるか
運営・マネージャー系の職種であれば、未経験歓迎の求人が複数のエージェントに存在します。
ただし、3Dモデラーやエンジニアといった制作・技術系の職種は、求人票にポートフォリオや制作経験が応募条件として明記されているケースが多く、未経験からそのまま紹介につながるのは難しいのが現状です。
▶ VTuberマネージャーになるには?未経験からの目指し方と必要スキルを解説
エージェントに配信活動を言わない方がいいか
配信を続けながら働きたい場合は、活動状況を最初から共有する方が条件に合う求人を紹介してもらいやすくなります。
配信の頻度や継続の意思を隠したまま選考が進むと、入社後に配信が制限されて働き方が合わなくなる事態が起こりかねないため、副業・配信可の条件で絞り込んでもらえるよう担当アドバイザーに伝えておくことが先決です。
まとめ
配信現場の制作職から事務所の運営職まで、VTuber業界の裏方求人は多くが非公開で動いています。表の検索だけでは事務所の裏方にたどり着きにくく、特化型エージェントと大手総合型を組み合わせて登録するのが前提になります。そのうえで、クリエイティブ・技術職か運営・ビジネス職かで、最初に登録すべきエージェントが変わります。
クリエイティブ・技術職なら、3Dモデラーやエンジニアの求人を職種ごとに持つシリコンスタジオエージェントを中心に、HIGH-FIVEやコンフィデンスクリエイターを足します。運営・ビジネス職なら、エンタメ人とコンフィデンスクリエイターのエンタメ特化に、リクルートエージェントとdodaの大手総合型を重ねます。
配信を続けたいなら、副業可の条件で絞り込めるサービスから入ります。どの系統でも、複数社を組み合わせれば、非公開求人を取りこぼしにくくなります。
まず自分の志望職種を決めることが、登録先を決める近道です。技術系か運営系かが固まったら、合うエージェントに登録して、担当者に志望職種を具体名で伝えるところから動いてみてください。