推し活と両立しやすい仕事11選!両立のコツと推しを仕事にする方法も解説
推し活に時間もお金もかけたいのに、今の仕事では休みが取れない、遠征費が足りない、残業でライブに間に合わない。
推し活と仕事の両立について調べている時点で、今の働き方に限界を感じているはずです。
職種の選び方を変えるだけで、推し活に使える時間もお金も変わります。
推し活しやすい仕事の条件と具体的な職種、さらに推しを仕事にするという選択肢まで紹介します。
この記事の内容
推し活と両立しやすい仕事の条件
正社員の28.5%が推し活をしていて、20代に絞ると49.2%にのぼります。
推し活は一部の趣味ではなく、職場選びの条件に入れて当たり前の時代になっています。
休みの融通がきく
年次有給休暇の取得率は、産業によって差が大きいです。
厚生労働省の調査によると、電気・ガス・熱供給・水道業が75.2%と最も高く、複合サービス事業(郵便局・農協など)や情報通信業も70%台に達しています。
宿泊業・飲食サービス業は50.7%にとどまっており、同じシフト制でも業界によって実態は大きく異なります。
フレックスタイム制の導入率も職種で開きがあります。
情報通信業の導入率は30.0%と業界別で最高水準で、IT・WEB系の職種はコアタイムなしの完全フレックスを採用している企業も増えています。
ライブ日程が発表された当日に有給申請できる環境かどうかで、遠征に行けるかどうかが決まります。
残業が少なく定時で帰れる
パーソルキャリアの2025年調査によると、残業時間が少ない職種の1位は医療事務(月平均10.5時間)、2位は一般事務(11.0時間)です。
事務・アシスタント系は全年代で平均残業時間が最も少なく、業務のデジタル化が進んだことで残業がさらに圧縮されています。
社内SEやQAエンジニアなどIT職の一部も上位に入っており、職種を選べば月の残業を10時間台に抑えられます。
残業が月20時間を超える職場だと、週あたり1時間以上が削られます。
ライブ当日に定時退社できるか、翌日に疲れを引きずらないか。その差は積み重なると、年間で参加できる公演数に響いてきます。
収入に余裕がある
月14,000円前後の推し活費は、グッズ・チケット代だけでも埋まることがあります。
現地参加を加えると、新幹線・宿泊・現地での食事・物販待機など、1回で数万円になることも珍しくありません。
収入に余裕のある職種や職場なら、ライブ費用を気にせず参加できます。
オタ活の頻度を下げずに続けられるかは、基本給のベースライン次第です。
リモートワークや在宅勤務ができる
職種別のリモートワーク実施率を見ると、ITエンジニアは65%超が在宅で勤務しています。
IT・通信業界全体では73.9%の企業がリモートを導入しており、Webデザイナーやマーケターもリモート対応の求人が多い職種です。
一方、事務職・コールセンター・営業職のリモート率は20〜30%台です。
職種によってリモートの実現度はまったく違います。
通勤に往復1時間かかる職場では、ライブ遠征前日の夕方がそのまま移動時間に食われます。
在宅勤務なら、終業後すぐに荷物をまとめて新幹線に乗れます。
ライブ翌日の体の重さも、満員電車に乗らずに済む環境であれば相当ちがいます。
推し活しやすい仕事11選
仕事選びで推し活との両立を優先するなら、休みの取りやすさ・収入の安定・時間の裁量という3つの軸で比較するのが無理なく判断できます。
同じ正社員でも、職種によって平日休みや在宅勤務の取りやすさはまったく違います。
ITエンジニア
リモートワーク導入率は全職種のなかで最高水準で、IT・通信業界では80%超の企業がリモートを導入しています。
フレックスタイム制の採用率も高く、コアタイムなしの完全フレックスなら始業・終業の時間を自分で決められます。
推し活との相性が特に良いのは、場所を選ばず仕事ができる点です。
ライブの前後に有給を組み合わせて、遠征先のホテルで午前中だけ仕事をして午後は現地を楽しむ、という動き方も可能です。
年収は経験3年以上で450〜650万円が目安なので、遠征費やグッズ代に月3万円使っても余裕が残ります。
未経験からの転職はハードルが高いものの、プログラミングスクール経由で1〜2年かけて転向した人も珍しくありません。
最初の1〜2年は年収が下がることが多いですが、スキルが付けば年収もリモートの自由度も上がっていきます。
Webデザイナー
正社員として勤務していても、副業やフリーランスへの転向が比較的しやすい職種です。
スキルと実績が積み上がれば、案件の受け方・稼働時間・稼働日は全部自分で決められます。
ツアーやイベントの日程が確定した時点で仕事の予定を調整できるのは、フリーランスならではです。
実際に多いのは、正社員のうちから副業でクライアントを持ち始め、稼働を段階的に移行していく流れです。
ただし、転向直後は案件が安定しません。
半年〜1年分の生活費を確保してから動くのが堅実です。
推し活費用を守りつつ独立するなら、正社員時代に副業で月10万円程度の収入を安定させてからが目安です。
Webライター
副業から始められて、初期投資もほぼゼロです。
クラウドソーシングなら文字単価0.5〜1円の案件からスタートでき、月に5〜10本書けば副業で月3〜5万円の収入になります。
推し活費の足しにしながらスキルを積める点で、他の副業より始めるハードルが低いです。
推しのライブレポートやグッズレビューをブログやSNSで書いてきた経験があれば、文章力と読者目線がそのまま仕事に活きます。
エンタメ系メディアの案件では、ファン目線で書けるライターが重宝されるため、推し活経験が実績になる珍しい職種です。
在宅で締め切りベースの仕事なので、ライブ前日に入稿を済ませておけば当日は丸一日空けられます。
専業に移行した場合の年収は300〜500万円と幅がありますが、スケジュールの自由度は正社員と比べものになりません。
事務職
派遣事務なら、勤務地・勤務時間帯・職場の雰囲気をある程度選べます。
残業なし・定時上がりの条件で求人を絞れるため、プライベートの時間は確保しやすいです。
急な残業でライブに間に合わないリスクを、勤務条件の段階で排除できるのが派遣事務の強みです。
契約更新のたびに条件を見直せるので、推し活の予定が多い時期に合わせて働き方を変えられます。
賞与や昇給がない分、年収は正社員より低くなりがちです。
ただ、推し活の時間を優先するなら、収入よりも時間の裁量を取る判断も十分ありえます。
コールセンター
シフト制で平日休みが取れるのは、チケット争奪戦で直接有利です。
FC先行や一般販売の電話受付・Web抽選は平日昼間に行われることが多く、そのタイミングに手が空いているかどうかで当落が変わることがあります。
週休2日がシフトで保証されていて、曜日を指定して組める職場も多いです。
時給は首都圏で1,400〜1,800円が相場で、正社員なら年収300〜400万円です。
収入面ではITエンジニアや看護師に届きませんが、残業がほぼない分、定時後の時間は確実に確保できます。
グッズの発売日やチケットの一般販売日にシフトを調整して休みを取り、販売開始時刻にスマホに張りつけるのは土日休みの仕事ではできない動き方です。
平日のイベントや昼公演に行ける自由度を重視するなら、シフト制の強みが一番活きる職種です。
公務員
推し活に公務員?と思うかもしれませんが、有給の取りやすさと収入の安定性は推し活との相性がかなり良いです。
地方公務員の有給取得日数は平均12.6日(総務省 令和4年調査)で、民間の平均10.9日を上回ります。
数ヶ月先のツアー日程でも有給申請を通しやすいのは、地味に大きいメリットです。
行政職の年収は25歳で350万円前後、35歳で500万円前後が目安です。
毎月の手取りが読めるため、地方公演への移動費・グッズ代・チケット代を月単位で予算管理できます。
収入に波がないぶん、急な追加公演でも予算オーバーで諦める回数は減ります。
ただし教師や警察官など、勤務時間が不規則で休みが取りにくい職種は別です。
推し活との両立を考えるなら、市役所・県庁などの行政職が向いています。
営業職
営業は忙しいイメージがありますが、外回り中心なら直行直帰が認められている職場が多く、1日の動き方は自分で組み立てられます。
午前中に訪問を終わらせて、そのまま夕方のライブ会場に向かうという動きが許容されることもあります。
成果型の評価制度を採用している企業なら、数字さえ出していれば時間の使い方に口を出されません。
効率よく案件をまとめる力がつくほど、推し活に回せる時間が増えていきます。
ただし内勤営業やノルマが厳しい職場だと、残業が常態化しがちです。
推し活との両立を狙うなら、直行直帰ありのルート営業やフィールドセールスが合っています。
フリーランス
仕事のスケジュールを自分で組めるのは、この11選のなかでも別格の自由度です。
ツアーの日程が発表された段階でその期間をブロックし、前後に仕事を詰めるという動き方ができます。
全国ツアーの複数公演に入る、いわゆる全通もスケジュール管理次第で十分狙えます。
収入に波がある点はデメリットですが、推し活の予定に完全に合わせられる働き方は他にありません。
その代わり、体調不良や案件トラブルで収入が途切れるリスクは自分で引き受けることになります。
推し活費と生活費の両方を安定させるなら、複数のクライアントを持ち、月の稼働日数を事前に計算しておく必要があります。
経理・会計
経理は繁忙期と閑散期がはっきり分かれている職種です。
3月決算の企業なら4〜5月が繁忙期、それ以外の月は定時退社が基本で、残業はほとんど発生しません。
推し活層にとって大きいのは、ライブやイベントが集中する年末・夏が経理の閑散期とほぼ重なることです。
夏フェスや年末カウントダウンライブの時期に有給を集中させるという動き方が、仕事のサイクル上無理なくできます。
日商簿記2級を持っていれば未経験からでも応募できる求人があり、経験を積めば年収400〜550万円の帯に入ります。
繁忙期を乗り越えた分だけ閑散期に自由が手に入るので、メリハリを受け入れられる人に合っています。
マーケター
SNS運用・コンテンツ制作・ファンの行動分析など、仕事の中身が推し活のスキルとかなり重なります。
推しの布教アカウントを運用してきた人なら、ターゲットへの訴求・投稿タイミングの判断・コメント対応がそのまま仕事に活きます。
ファンとしてコンテンツを消費してきた視点は、マーケターが求める受け手の感情を想像する力そのものです。
趣味で培った感覚が仕事のアウトプットに直結する珍しいケースで、面接でも具体的な実績として話せます。
未経験から転職する場合も、SNSのフォロワー数やエンゲージメント率をポートフォリオとして提示できます。
推しアカウントの運用実績がそのまま職務経歴書に書ける、数少ない職種です。
看護師
看護師の平均年収は約508万円(厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査)で、20代後半でも手取り月25万円前後を見込めます。
遠征費やグッズ代に月2〜3万円使っても生活が圧迫されにくい収入帯です。
シフトの組み方も推し活と相性が良く、夜勤明けの翌日は基本的に休みです。
たとえば夜勤明け→翌日休み→翌々日も休み、という3連休に近い流れができれば、地方遠征を組み込む余地があります。
平日の昼公演を狙えるのは、土日休みの仕事では得られない動き方です。
体力的にきつい仕事ではあるものの、4週8休以上のシフトが一般的なので、月に2回は連休を確保しやすいです。
推し活の頻度と収入のバランスで見ると、11選のなかでもかなり合理的な選択肢です。
推し活と仕事を両立するには?
推し活にかかるお金と時間は、意外と積み上がります。
月に1〜2万円、年間で換算すれば数十万円規模になることもあります。
お金の使い方を決める
推し活の年間費用は、ある調査では平均25万円超です。
遠征を含めない場合でも月平均1万6千円前後かかるため、手取りの10〜15%を推し活予算として最初に確保しておくと管理しやすいです。
出費の内訳はグッズが最多(40.5%)、次いでライブ・イベント費(20.4%)です。
遠征が入ると交通費・宿泊費だけで1回5〜7万円が加わるため、グッズ代とライブ費と遠征費が同じ月に重なると簡単に10万円を超えます。
具体的な管理方法としては、推し活専用の口座かプリペイドカードを1つ作り、毎月の給料日に決めた額だけ移すのが一番シンプルです。
ライブ遠征がある月はグッズを翌月に回す、グッズの発売が集中する月は遠征を控える、というように月ごとに優先する支出を1つに絞ると、年間の総額は同じでも月ごとの赤字を防げます。
休みを計画的に取る
ツアー日程が発表されたその日に有給申請を出す、というのは推し活層では定番の動きです。
人気アーティストだと、同じ日に同じ公演を狙うファンが職場に複数いることもあり、申請が1日遅れただけで希望日が埋まっていることがあります。
有給を通しやすくするコツは、繁忙期カレンダーを先に把握しておくことです。
3月・9月は決算処理で経理が忙しく、1月・7月は人事異動の準備で管理部門が動きます。
自分の職種の繁忙期を把握しておけば、ツアー日程と重なったときに代替公演を即座に選べます。
もう1つ有効なのは、上司に推し活のことをある程度オープンにしておくことです。
趣味の詳細まで話す必要はありませんが、年に数回まとまった休みを取りたいと伝えておくだけで、急な有給申請でも理解を得やすくなります。
繁忙期に申請が重なっても、前もって話しておいた人とそうでない人では通り方がまったく違います。
働き方が合わないなら転職も選択肢
転職を考える目安として、月の残業が20時間を超えている、有給取得率が50%を下回っている、リモート対応がゼロの3つがあります。
このうち2つ以上当てはまるなら、推し活との両立は構造的に難しい職場です。
チケットを取ったのに当日行けなかった経験が年に2回以上あるなら、職場環境を変えることを検討した方が早いです。
転職先の条件を残業月15時間以下・フレックス制あり・有給取得率60%以上に絞って求人を探すと、推し活と両立しやすい職場を数値で判断できます。
業界特化型のエージェントなら、ライフスタイルに合う求人を絞り込んで紹介してもらえます。
エンタメ業界に転職したい人向けの転職エージェント12選!なぜ必要なのか紹介!も参考にしてみてください。
推し活を仕事にするには?
推し活のために働くのではなく、推しと同じ業界の裏側で働くという選択肢もあります。
ファンとして客席にいた人が、ライブやコンテンツを作る側に回るケースは実際に増えています。
ライブやフェスの現場なら、音響エンジニアが音の設計を担い、イベントプランナーが企画から当日の進行までを仕切っています。
それぞれの仕事内容は音響エンジニアとは?仕事内容・年収・なり方をわかりやすく解説とイベントプランナーとは?仕事内容・年収・なり方をわかりやすく解説で詳しく紹介しています。
映像の分野ならMVや配信動画を仕上げる映像編集者、VTuber事務所で配信の企画や運営を支えるVTuberスタッフといった職種もあります。
映像編集者とは?仕事内容・年収・なり方などくわしく解説!やVTuberスタッフとは?仕事内容・職種・年収・なり方を解説も参考にしてください。
どの職種も、最初は制作アシスタントや現場スタッフからのスタートが一般的です。
イベント会社でアルバイトから入って正社員登用されるパターンや、映像編集ならポートフォリオを作って制作会社に応募するパターンがあります。
ただし、エンタメ業界の年収は他業界より低めです。
裏方職種の初年度は年収250〜350万円程度が多く、推し活に使える金額は一時的に減ります。
好きなジャンルに毎日関われる満足感と、収入面のトレードオフは事前に理解しておいてください。
エンタメ業界はやめとけ?理由と後悔しない判断基準を解説も読んでおくと、入ってから後悔するリスクを減らせます。
求人は一般の求人サイトには出にくいため、業界特化の転職エージェント経由で動くのが基本です。
まとめ
推し活と仕事の両立は、職種選びの段階でほぼ決まります。
残業が少ない・フレックスやシフト制で休みの融通がきく・収入が安定している、この3つが揃っている職種なら、推し活に使える時間と予算を両方確保できます。
今の職場で推し活が続けられなくなっているなら、職種ごと変えるのも選択肢です。
推しを好きでいる気持ちを活かして、エンタメ業界の裏方に転職する道もあります。