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イベントプランナーになるには?有利な資格と未経験からの転職方法を紹介

イベントプランナーになるには?
  • 更新日: 2026-03-04

イベントプランナーになりたいけど、何から始めればいいかわからない。特別な国家資格がいるわけでもなく、どんな道筋で目指せばいいのか迷う人は多いです。

結論から言えば、イベントプランナーになる方法は一つではありません。新卒で入社する人もいれば、30代で異業種から転職してくる人もいます。学歴よりも熱意やコミュニケーション能力を重視する会社が多いのも、この業界の特徴です。

この記事では、イベントプランナーになるための具体的な道筋と、持っていると有利な資格、未経験からの転職準備まで解説します。

この記事の内容

イベントプランナーになる3つの方法

イベントプランナーとして働くには、イベント会社や広告代理店に入社するのが一般的です。入社の方法は大きく3つに分かれます。

新卒でイベント会社・広告代理店に入社する

最もオーソドックスな方法は、大学や専門学校を卒業後、新卒採用でイベント関連企業に入社することです。大手広告代理店は採用倍率が非常に高く、有名大学の学生でも内定を得るのは簡単ではありません。

一方、中小のイベント会社であれば、学歴よりも人柄やコミュニケーション能力を重視する傾向があります。

新卒の場合、最初からイベントの企画を任されることは稀です。まずはアシスタントとして先輩に同行し、現場の動き方や段取りを覚えることから始まります。

2〜3年経験を積んでから、徐々に自分の担当案件を持てるようになるのが一般的な流れです。

異業種から中途採用で転職する

営業職、広報、マーケティングなど、別の業界で働いていた人が中途でイベント業界に入るケースも珍しくありません。特に法人営業の経験者は、クライアントとの折衝スキルを買われやすい傾向があります。

中途採用では、なぜイベント業界なのかを明確に説明できることが求められます。華やかそうだから、楽しそうだからといった漠然とした志望動機では、書類選考の時点で落とされるのが現実です。

自分の経験がイベントの仕事にどう活かせるのかを具体的に語れるよう準備してください。

アルバイト・派遣から正社員を目指す

イベントの設営スタッフや運営補助のアルバイトから始めて、正社員登用を狙う方法もあります。現場経験を積みながら業界の雰囲気を掴めるのがメリットです。

アルバイトから正社員への登用は、会社によって制度の有無が異なります。最初から正社員を狙うなら、登用実績のある会社かどうかを事前に確認しておくべきです。

とりあえずアルバイトで入って様子を見ようという曖昧な姿勢だと、何年経っても立場が変わらないまま終わるケースは珍しくありません。

学歴・学部はどこまで影響するか

イベントプランナーになるために、特定の学歴や学部が必須というわけではありません。会社の規模によって採用基準に差があるのも事実です。

大卒が有利だが必須ではない

大手広告代理店や大企業のイベント部門では、応募条件として大卒以上を掲げていることが多いです。電通や博報堂クラスになると、難関大学の出身者が大半を占めます。

中小のイベント会社では学歴不問の求人も多くあります。実際に、高卒や専門学校卒でイベントプランナーとして活躍している人は大勢います。

学歴よりも、面接での受け答えや熱意が採否を分けることが多い業界です。求人サイトで「学歴不問」「未経験歓迎」と書かれている求人を中心に探すと、応募のハードルは大きく下がります。

専門学校で実践スキルを身につける

イベント関連の専門学校に通うのも選択肢の一つです。2年間で企画書の作り方、プレゼンテーション、音響・照明の基礎、予算管理など、実務で使えるスキルを一通り学べます。

専門学校のメリットは、業界とのパイプがあることです。卒業生がイベント会社で働いていることも多く、インターンシップや就職活動で有利に働く場合があります。

専門学校を出たからといって即戦力として扱われるわけではないので、在学中にインターンやアルバイトで現場経験を積んでおくと入社後の立ち上がりが早くなります。

持っていると有利な資格

イベントプランナーになるのに必須の資格はありません。持っていると採用時のアピール材料になったり、入社後のスキルアップに役立つ資格はいくつかあります。

イベント検定

日本イベント産業振興協会(JACE)が実施する検定試験です。イベントの基礎知識を体系的に学べるため、業界未経験者が最初に取り組む資格として適しています。

受験料は6,600円で、公式テキストを使えば独学でも合格を狙えます。試験はCBT方式(パソコン受験)のため、全国のテストセンターで都合の良い日に受けられます。

イベント業界で働きたいという意思を示す材料にはなりますが、この資格だけで採用が決まることはありません。あくまでも基礎知識の証明として活用してください。

イベント業務管理士(1級・2級)

こちらも日本イベント産業振興協会の資格ですが、イベント検定より上位に位置づけられています。2級は実務経験3年以上、1級は2級取得後さらに経験を積んだ人が対象です。

すでにイベント業界で働いている人がキャリアアップのために取得するケースが多く、未経験者がいきなり狙う資格ではありません。将来的なキャリアアップの選択肢として覚えておく程度で十分です。

その他の関連資格

PRプランナー資格やマーケティング検定、色彩検定なども仕事の幅を広げるのに役立ちます。資格取得に時間をかけるよりも、実際にイベントの現場で経験を積むほうがこの業界では重視されます。

資格は働きながら必要に応じて取得するのが堅実です。採用側も、何の資格を持っているかよりも現場でどう動けるかを見ています。

イベントプランナーに関連する資格の詳細はイベントプランナーの資格一覧と取得の優先順位で紹介しています。

未経験から転職するための準備

異業種からイベント業界への転職を考えているなら、準備の段階で手を抜かないでください。

求められるスキルを把握する

イベントプランナーに求められるのは、企画力だけではありません。クライアントとの調整力、スケジュール管理能力、チームをまとめるリーダーシップなど、複合的なスキルが必要です。

体力や粘り強さも欠かせません。本番直前は深夜まで準備が続くこともあり、長時間の立ち仕事に耐えられるかどうかも採用側は気にしています。

自分の経験を棚卸しして、これらのスキルとの接点を見つけてください。営業職なら顧客折衝の経験、プロジェクトマネージャーなら複数の関係者を巻き込んで進行した経験など、具体的なエピソードを用意しておくと説得力が増します。

イベントプランナーの仕事内容や求められる適性についてはイベントプランナーとは?仕事内容から年収・将来性まで解説で詳しく紹介しています。自分に合っているかどうかはイベントプランナーに向いている人の特徴と適性も参考にしてください。

志望動機の作り方

イベントが好き、人を喜ばせたいといった動機は、応募者の大半が口にする内容です。差別化するには、具体的なエピソードを交えて語る必要があります。

たとえば、学生時代に学園祭の実行委員を務め3000人を集客した経験がある、前職で社内イベントの幹事を任され参加率を前年比150%に伸ばしたなど、数字を含めたエピソードがあると印象に残ります。

ポートフォリオがあると強い

デザイナー職ほど必須ではありませんが、企画書や提案資料をまとめたポートフォリオがあると、書類選考を通過しやすくなります。

前職でイベントに関わった経験がなくても、自分ならこんなイベントを企画するという架空の企画書を作成するのも一つの方法です。企画の意図、ターゲット、予算の概算、スケジュールまで落とし込んであれば、本気度が伝わります。

中途採用では、過去の実績をまとめた提案書を持参する人もいます。企画書のテンプレートはPowerPointやCanvaで無料で手に入るので、見た目にもこだわって作成してみてください。

会社選びで失敗しないために

イベント会社といっても、扱う案件の種類や働き方は会社ごとに大きく異なります。入社後のミスマッチを防ぐために、事前に確認すべきことがあります。

扱うイベントの種類を確認する

イベントと一口に言っても、企業の展示会、音楽フェス、スポーツ大会、地域のお祭りなど、ジャンルは幅広いです。自分がやりたいイベントと、その会社が得意とするイベントが一致しているか確認してください。

音楽イベントに関わりたいのに、入社したら企業の株主総会ばかり担当することになった、というミスマッチは珍しくありません。会社のホームページや実績一覧をチェックし、具体的にどんな案件を手がけているのかを把握しておくべきです。

イベントプランナーの年収相場や企業規模による違いはイベントプランナーの年収は?企業規模・経験年数別にリアルな収入を解説で解説しています。

労働環境をチェックする

イベント業界は繁忙期と閑散期の差が激しく、本番前は深夜まで作業が続くこともあります。求人票に書かれた残業月20時間が実態と乖離していることも少なくないため、口コミサイトで社員の声を確認しておくのが安全です。

イベント業界はブラックという声もありますが、すべての会社がそうではありません。労働環境の改善に取り組む企業も増えています。

会社選びを間違えなければ、やりがいを持って長く働ける業界です。イベント業界のリアルな働き方についてはイベント会社はやめとけと言われる理由と向いている人の特徴も参考にしてください。

エンタメ・イベント業界に強い転職エージェントを活用する

未経験からイベントプランナーへの転職は、一般的な求人サイトだけでは選択肢が限られます。イベント業界やエンタメ業界に特化した転職エージェントを利用すると、非公開求人を含めた幅広い選択肢の中から自分に合う会社を探せます。

エージェントは書類添削や志望動機の整理もサポートしてくれるため、業界未経験でも転職活動をスムーズに進められます。まずは無料で相談できるエージェントに登録して、自分の経験がどの会社で活かせるか聞いてみてください。

エンタメ・イベント業界に強い転職エージェントの比較はエンタメ業界に強い転職エージェント比較で紹介しています。

よくある質問

何歳までなら転職できる?

明確な年齢制限はありませんが、未経験での転職は20代〜30代前半が中心です。30代後半以降は、マネジメント経験や専門スキルがないと書類選考を通過しにくくなります。

文系・理系は関係ある?

ほとんど関係ありません。文系出身者が多いのは事実ですが、理系のバックグラウンドを持つプランナーも活躍しています。論理的思考力や数字への強さが買われるケースもあります。

地方でもイベントプランナーになれる?

地方にもイベント会社は存在しますが、求人数は都市部に比べると少ないのが現状です。特にイベントプランナー職に絞ると、地方では年に数件しか求人が出ないこともあります。

東京・大阪などの大都市圏も含めて探せば、見つかる求人は一気に増えます。リモートワークを取り入れる企業も出てきているため、地方在住のまま都市部の案件に関わる働き方も選択肢の一つです。

まとめ

イベントプランナーになるには、新卒入社、中途転職、アルバイトからの登用といった複数の方法があります。特別な資格は必須ではありませんが、イベント検定などを取得しておくと意欲のアピールにつながります。

未経験から転職する場合は、自分の経験とイベントの仕事との接点を整理し、具体的なエピソードを交えて志望動機を伝えることが大切です。会社によって扱うイベントや働き方は大きく異なるため、入社前のリサーチを怠らないようにしてください。

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