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ANYCOLORの年収は職種で二極化!平均497万円の実態を有報データで解説

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ANYCOLORの求人を前に、自分の職種だと年収はいくらになるのかが気になります。ただ平均年収を調べると、サイトごとに数字が食い違い、どれを基準にすればいいか迷います。

基準になる有価証券報告書の平均は497万円。ただしエンジニアや事業企画は上限1,000万円超、グッズや進行管理は300万円台からと、同じ求人票でも職種で年収は二極化します。

有報と求人票の一次データで、職種別レンジ・初任給・同業カバーとの差まで確かめれば、自分の職種でいくら狙えるかが見えてきます。入社時のオファー額をどう交渉するかも含めて判断してください。

この記事の内容

ANYCOLORの平均年収はいくらか

「ANYCOLOR 年収」で検索すると、平均年収の数字がサイトごとに食い違います。求人サイトの集計は506万円、OpenWorkは414万円、有価証券報告書は約500万円。同じ会社の話とは思えないほど開きがあります。

基準に置くべきは有報の数字です。2025年4月期の平均年収は497万円。従業員は532人、平均年齢は32歳、平均勤続年数は2.3年です。

新卒の初任給も開示されていますが、金額は後述します。まずは若い組織で、勤続の積み上がりがまだ薄い会社だという点を知っておいてください。

求人サイト側が出す506万円は、過去5期の平均です。517万円、510万円、512万円、497万円、497万円と推移し、直近2期は有報と同じ497万円で止まっています。5年前より下がっている点は見落とせません。

OpenWorkの414万円は、また別の測り方です。回答したのは正社員18人。532人のうち3%ほどにあたります。

数字が割れる理由ははっきりしています。有報は在籍する正社員をまるごと数えた平均。OpenWorkは自分で投稿した18人分で、回答は2022年から2025年まで4年近くにまたがり、すでに辞めた人も混じります。何を母数にしたかが、そもそも違います。

どちらが本当か。断定はしません。測っているものが別なだけで、両方とも嘘ではありません。

自分が受ける仕事の金額と、入社時に示されるオファー額を見なければ、実際の年収は見えてきません。次からは、この開きがなぜ生まれるのかを掘り下げます。

職種別に見るANYCOLORの年収レンジ

同じANYCOLORの求人票に、上限1080万円のUnityシニアエンジニアと、320万円台から始まるグッズ製造が並んでいます。職種で年収の測り方はまるで違います。

エンジニア職

Unityシニアエンジニアの予定年収は480〜1080万円で、社内で最も高いレンジです。

必須要件はUnity/C#を用いた5年以上の3Dアプリケーション開発経験で、勤務地はいずれも六本木にあります。3Dテクニカルアーティストは480〜960万円、スマホアプリ・ネイティブアプリ系エンジニアは470〜800万円。Mayaを扱う3Dモデル制作系まで含め、開発スキルの深さがそのまま上限を押し上げる形です。

ただし同じ技術職でも、システムエンジニアは470〜550万円、ECストア開発エンジニアは420〜700万円。下限は400万円台に沈み、レンジの幅は職種名だけでは読めません。

海外・営業職

年収の天井に手が届く職種は、この会社に多くありません。数少ない例が営業と企画です。広告・メディアの法人営業は700〜1000万円、事業企画・新規事業開発は600〜1000万円に設定されています。

海外営業になると、550〜900万円とやや下がります。英語圏VTuberグループ NIJISANJI EN に関わる海外セールスや海外戦略の求人がここに含まれ、必須要件はネイティブレベルの英語力。語学という条件が、下限を国内の職種より一段引き上げています。

クリエイティブ・制作職

同じクリエイティブ・制作の看板でも、職種名が近いほどレンジは大きく割れます。アートディレクターは600〜860万円、CGデザイナーは420〜700万円、制作技術は420〜600万円、映像・イベント系プロデューサーは420〜588万円。作品の企画や監修に近いほど、上限が伸びる形です。

同じ制作でも、芸能マネジャーは400〜499万円、グラフィックデザイナーは420〜499万円にとどまります。下限は400万円前後にあり、アートディレクターの上限860万円との差は実に400万円を超えます。

グッズ・進行管理職

グッズ・進行管理職の予定年収は、320万円から560万円の範囲に収まります。

自社IPグッズ製造・生産管理は320〜450万円、物販イベント担当は320〜499万円。下限はいずれも320万円に置かれています。進行管理系はおおむね360〜560万円に分布し、グッズ販売プロモーション担当は400〜520万円で、この職種群のなかでは上振れする側に入ります。

なお、求人票の給与欄にはいずれも、年収は年齢やスキル・経験等に応じて決定という注記付き。応募資格には3年以上の社会人経験や折衝経験が並び、要件の重さのわりに上限は560万円で止まります。

同じ求人票のなかで、入り口の職種によって天井の高さは二分されます。冒頭のUnityシニアエンジニアの上限1080万円との差は、およそ2倍にひらきます。

キャリア段階別の年収イメージ

求人票に並ぶ予定年収は、同一職種の中でも下限と上限で数百万円の開きがあります。応募の段階で自分がどの位置に着地するかは読みにくいところです。そんな中で、新卒の初任給という一点だけは金額がはっきり公開されています。

新卒の初任給

新卒の初任給は、月285,000円と示されています。

これは日経の会社情報に載る調査値で、応募前でも確認できる数少ない確定額です。求人票の予定年収が幅を持って書かれるのに対し、新卒入り口の額はぶれません。学生が最初の生活設計を組むときの土台になる金額です。

ただし、月285,000円を単純に12倍しても、年収換算はおよそ342万円にとどまります。各種手当を含めないため、初年度の実額はここから上振れします。

なお新卒でANYCOLORを目指す場合、初任給の水準より先に、そもそも選考を通過できるかどうかが気になるはずです。選考の倍率や学歴面の実情は下記の記事で詳しく扱っています。

ANYCOLORの新卒就職難易度は高い?倍率・学歴・選考の実態と突破準備を解説

中途の入社時オファー

中途では、入社時に提示されるオファー額がその後の年収の基準になります。求人票を見ると、たとえばエンジニア職は470万円から1080万円と幅があり、経験と等級によってこのレンジのどこに置かれるかが決まります。同じ職種名でも、下限と上限の開きはそのまま等級差です。

入社時に決まったこの金額が、その後の年収のベースになります。月給は年に一度の評価で少しずつ動くものの、埋められる幅は大きくありません。年収を大きく上げるには、等級そのものを上げるしかないのが実際です。

ANYCOLORの賞与・福利厚生

賞与の話になると、在籍者と退職者の評価は真っ二つに割れます。まとまった一次情報が公開されていないため、手がかりはその口コミに限られます。

上場後の好業績はたびたび報じられるのに、従業員へは還元されなかったという受け止めが目立ちます。逆に、収益性の高い業界だけあって満足できたという評価もあります。分かれ目は職種と等級です。数字で裏づけられる賞与の相場は、現時点では確認できません。

賞与よりも見えやすい待遇が、ストックオプションです。正社員には割り当てがあり、上場前から在籍していた社員は事実上のボーナスとして使えました。

ただし効き方は入社のタイミングでまるで違います。上場前に入った社員は大きな含み益を得られましたが、上場後に中途で入った社員には同じようには効きません。株価と付与条件しだいで、入社時期が数年ずれるだけで手取り総額が変わります。

日々の待遇では、残業時の飲食に補助が出ます。昇給は年2回ですが、標準的な評価なら年3〜4%ほどにとどまり、ベースアップはありません。上がり幅は同業他社と比べても小さく、賞与や昇給で年収が伸びる会社ではありません。

転職会議の評点は3.15、有給消化率は65.4%にとどまります。

同業他社と比べたANYCOLORの年収水準

有報の最新値でエンタメ上場6社を並べた平均年収の一覧があります。この表で、ANYCOLORは最下位でした。VTuber二大手の一角という語られ方とは、順位が違います。各社の数字は下の通りです。

ホロライブのカバーとの差

まず比べたいのは、ホロライブを運営するカバー株式会社です。

カバーの平均年収は、有報のFY24値で約610万円です。たとえば並べる相手のANYCOLORは497万円で、差はおよそ113万円です。VTuber業界の二大手と呼ばれる2社でも、平均で100万円以上の開きが出ています。

この差は給与テーブルの上下だけで決まるものではありません。ANYCOLORは設立が新しく、社員数百人規模で平均年齢の若い母集団にあたります。急拡大のなかで採用した若手が平均を押し下げます。

カバーは年齢構成も事業年数も異なり、母集団の前提が変われば平均値は動きます。二大手だから横並び、とはなりません。

エンタメ・ゲーム上場企業と並べた位置

有報の最新値で並べると、順位は次のようになります。

順位企業平均年収
1SANKYO932万円
2東映アニメーション855万円
3円谷フィールズホールディングス776万円
4USEN-NEXT HOLDINGS650万円
5ディップ531万円
6ANYCOLOR497万円

業態を見ると、この6社を単純に高い低いで判断はできません。パチンコ機器、アニメ制作、人材サービス、配信インフラと並び、平均年齢も事業の長さも各社で違います。そのなかでANYCOLORは最も若い部類にあたり、隣のディップとも約34万円離れています。エンタメ上場企業を並べれば、順位としては下位に着きます。

年収を踏まえてANYCOLORへの転職を考えるなら

入社後の昇給をあてにできないとすれば、初年度以降の手取りを左右するのはどこか。この会社の昇給は評価面談で決まり、並の成績では大きく動きません。評価には上長や役員の印象が色濃く反映され、成績表の数字だけで機械的に積み上がるわけでもありません。だからこそ手取りを決めるのは、入社時のオファー額と等級です。

そのオファー額を受け取る前提として、まず選考を通過しなければなりません。転職の難易度や選考対策そのものは、こちらで詳しく整理しています。

にじさんじ(ANYCOLOR)への転職は難しい?年収・選考対策・実態を解説

年収交渉はエージェントを使う

年収を動かせる余地が大きいのは、入社してからではなく入社前です。等級と初年度年収が決まるオファーの段階こそ、手取りを左右する勝負どころになります。

応募者本人が等級や希望年収を企業へ直接ぶつけるのは骨が折れます。ここで効くのが、条件交渉を任せられる転職エージェントの活用です。想定レンジや過去の決定例を踏まえたうえで、等級と初年度年収のすり合わせを代わりに進めてくれます。

選考を通ることと、オファー時の等級をどこに置くかは別の勝負です。後者を一人で背負わず、交渉を任せられる相手がいるかどうかで、初年度以降の手取りは変わります。

まとめ

ANYCOLORの平均年収は、有報が示す一つの数字だけで判断すると実態を読み違えます。職種によって上限1,000万円超から300万円台まで開き、自分がどのレンジに入るかは応募職種と入社時の等級でほぼ決まります。

同業のカバーが約610万円である点を踏まえても、ANYCOLORの水準が業界で突出して高いわけではありません。だからこそ、手取りを動かせるのは入社前の一点です。応募を検討する段階で年収交渉を任せられる転職エージェントに相談しておけば、自分の職歴でどのレンジを狙えるかを把握した上で選考に臨めます。

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